スクール・デビル!! 1
「すぅー、すぅー」
「・・・(汗)」
皆さんおはよう御座います。今日はいい天気ですね、こういう日は何かいいことが起きるかも知れないですね・・・・。よし、現実逃避はこれくらいにして現実と向き合ってみようか、だが先にこれだけは言わせてくれ・・・。
(何で、エリカ先輩が此処にいるんだよーーーーーーーーーーーー!!!!!???)
そう、今現在進行形で俺のベットの俺の横に、我が駒皇学園のアイドル、エリカ・ガッティーノ先輩その人が寝ている。しかも全裸で、である。
(うわ〜、先輩の体って凄いな〜。 確か欧米人とのクオーターかハーフってあいつから聞いた気が・・・・って、何でやってんの俺!!?)
かなり自身か大パニックを起こしているらしい、しかしこんな状況で冷静にいられる奴が居たらそれはそれで凄いだろうが。
「なんで、こうなった訳・・・?」
最終的に到達するのは、こんな当たり前の疑問である。
「すぅ、すぅ・・・・」
「・・・」
あれから十数分、今だ目覚めない先輩の寝顔を横に俺は、なぜこうなったかを自分なりに考えたが、その結果か・・・・
「分かりません♪」
これしかなかったんだよっ!!(泣)
しかし、よくよく見るとやっぱり先輩の体付きは凄い、多分おしりまで伸びている長く綺麗な緋色の髪、瞼は閉じているが、一度遠目で見たときその瞳は髪と同じ色だったと思う。
そして、肌は見えている範囲では日焼けを知らなそうなほど白い、そして問題は先ほどから俺の右腕に当たる柔らかで心地いい感触を送っているモノ。
そう・・・・胸であるそれも限りなく「爆」に近い「巨」である。(俺予想)
俺は揉んでみたいという欲求に負け、それに手を伸ばそうとする。
だがその瞬間、エリカ先輩の目が開いた。
「……おはよう正俊くん」
「あ、えっ……お、オハヨウゴザイマス、センパイ」
エリカ先輩の胸を揉もうとした、体勢のまま硬直する俺を見て先輩は優しく微笑み。
「……えっち」
一言つぶやいた。
その言葉に、俺はベッドから飛び降り。
「申し訳ございません! つい出来心だったんです! なにとぞ、なにとぞお許しください!!」
全力で土下座をした。
「ぷっ……フフッ、冗談よ」
「……へ?」
「下僕のスキンシップくらいで、とやかく言わないわよ」
「あの……下僕って?」
エリカ先輩の言った意味が分からず俺は聞き返す。
ニコニコ笑っていた先輩は、途端にばつが悪そうに視線を泳がす。
「あーー、やっぱり覚えてないか……あなたはね、昨日、一回死んじゃったの、私達の戦いに巻き込まれて」
「はい?」
「何を思ったかは知らないけど、私を助けようとして、バッサリと斬られて死んじゃったのよ」
「えっ、死んだ? 俺が!?」
「ほら、その胸の傷が証拠よ」
そう言ってエリカ先輩は俺の胸を指さした。