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先生教育委員会
官能リレー小説 - 学園物

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先生教育委員会 37

夢中で腰を動かす俺。

川野も目をギュッと閉じ、声を出さずに口をパクパク動かしている。

動かしているは口だけではない。
キュウッと締め付けながら……俺の腰に合わせて自分の腰も下から振り上げてくる。

そして次の瞬間。
「あぁぁぁぁぁぁぁ!」
瞳をカッと見開き、ひときわ大きく仰け反る川野。

キュュュウッ――。
それと同時に絞り取る様に俺のモノを締め上げてくる。

「くはっ!ダメだ!」

俺は慌てて川野の中から引き抜く。
川野の紺色の水着に包まれた引き締まったお腹。

そのお腹の上に。
濃紺のナイロン生地の上に。
俺は欲望の成れの果て……白く飛び散る成れの果てをたっぷりと降りかけていた。


数分間。
俺と川野はそのままの体勢で呆けた様に時間を過ごした。

そして川野が吐息を整えながらそっと口を開き。

「せんせ……ボク……せんせ、ちょっと見直した」

汗ばんだ顔で真夏の太陽の様な笑顔を浮かべた。

体罰って素晴らしい。
意気揚々として俺は帰路についた。

でも、なぁーんか忘れているような……。



次の日、真田に泣き喚かれるまで彼女の存在をすっかり忘れていたのだった。



数週間後。

「せーんせっ」

授業後、教室を出た俺を呼び止めたのは真希だった。

「注意するの、大分板に付いてきたねっ」

お前は俺のなんなんだっ!
まぁしかし、言われてみればそうかもな。
さっきも注意を飛ばしたところだ。
それだけで息子が疼くという状態には、我ながら情けない。

「おかげで賛成派も増えてきたよんっ」

よんってなんだ、よんって。

……って、増えてきただとっ!
地雷を踏む可能性が高まったってことかよっ。

「でも先生、何で私には注意してくれないのかな?」

真希の遣った視線の先。

ほう……これは珍しい。
教室後方から廊下に出ている加茂と真田。
珍しいのは、加茂が誰かと会話している様子だ。
また何か企んでるのか?

「折角タメ口きいてるのにっ」

真希の目は俺の方へ戻っていた。
コイツ……体罰がどんなものか既に知っているのか?
その上でタメ口きいてんのか?

「あ、次音楽だ。移動しなきゃ」

真希は慌てて教室に戻っていく。
逃がしたか……。
ま、焦る必要もないだろう。
それより放課後が楽しみだなぁ。
今日はどんな体罰を施してやろうか……。

自分が薄ら笑いを浮かべていることにも気づかず、俺は職員室へ向かった。

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