クロスライン 6
そうであればどれだけ良かったか・・・
低く嗚咽した僕に、秋山先生は少し笑ってこんな風に言う。
「貴方、雅人様の奴隷と言う立場を解ってないようね。」
全身が凍りつくような言葉・・・
涙すら止まり、固まった顔のまま僕は秋山先生を見る。
「雅人様はお怒りよ。罰は村上さんに受けて貰うと言っていたわ。」
「えっ?!。」
僕の全身から血の気が引く。
僕は自分の事で何も考えて無かったけど村上・・・つまり明菜ちゃんは・・・
僕はガバッと起き上がり肩を震わせて言う。
「せっ、先生っ!。明菜ちゃんには関係ないのにどうしてっ!!。」
「関係大有りよ。貴方は雅人様の奴隷なのよ。貴方の生殺与奪は雅人様の自由。貴方が好き勝手していいものじゃないわ。」
そう言う秋山先生の言葉を聞きながら僕は震えた。
あの会長の事だ。
どれだけ酷い事を明菜ちゃんにするか・・・
そして、明菜ちゃんの性格なら僕の為に罰を受け入れるだろう・・・
なんて事をしたんだと僕は震えるしかなかった。
「先生っ!。罰は全部僕が受けますっ!!。だからっ!、だからっ、明菜ちゃんはっ!!!。」
先生の白衣にしがみ付いて僕は懇願するけど、秋山先生は首を横に振ってこう言う。
「残念だけど無理。」
余りに絶望的な言葉。
「ただし、貴方次第で村上さんの罰は軽減できるわ。」
話を聞きながら僕は思った。
拒否しようの無いこれは僕が受ける罰だ。
明菜ちゃんを見捨てた事の・・・
「何であれ、僕は拒否できません・・・」
「ふふ、物わかりが良くていい子ね。」
微笑む秋山先生が涙で滲むけど、僕は歯を食いしばる。
明菜ちゃんの為に僕は生きて償わなくっちゃならない・・・
それがどんな地獄の道でも。
「じゃあ、説明しましょうか。」
僕の決意に満足したのか、秋山先生は笑いながらそう言った。
あれから半年・・・
僕は再び爛鳳学園に帰ってきた。
「久しぶりだなカツミ。」
「はい、お久しぶりです雅人様。」
僕は跪いて雅人様に挨拶する。
「すっかりいい感じになったじゃねえか。どうなったか脱いでみろよ。」
満足そうに言う雅人様。
僕は雅人様の前で服を脱ぐ。
長く伸びた髪、どこから見てもオンナノコになった僕の顔。
そして、爆乳レベルになった胸。
括れた腰とボリュームあるお尻。
そして、下腹部にはペ○スが残ってはいるけど、睾丸は無く、そこには初々しいオンナノコのワレメが存在している。
そう、半年で僕の身体は改造されていたんだ。