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誘惑
官能リレー小説 - 学園物

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誘惑 3

この件は真希と先輩である紅葉伊豆利とセックス出来たことで内密に終わらせる筈だった。
現に僕は真希のカンニングのことは誰にも言ってはいないし、況しては2人と関係を持った事など、誰にも言える筈が無かったのに…だ。

「藤井先生…これ見てくれます?」
卒業式の前日、真希のクラスメートである佐伯詩織に手渡され携帯…
そこに映る動画に僕は言葉を無くした…

「これ真希と紅葉先生…それに藤井先生ですよね?」
確かにあの日の…あの秘事に間違いなかった…

「な、何でお前がこんなもんを…」
嫌な汗が脇の下から流れた…
まさかこんなもんが残されていたとは思いもしなかった…

「いいんですか?こんな事が学校に知れたら、藤井先生即刻クビですよね…」
僕の問いを無視して、佐伯詩織は含んだ言い方をする。

学校をクビになるぐらいならまだいい…
この春、結婚式を挙げる予定にもなっている彼女に、何と言い訳したらいいか、その事の方が僕には重要だった。

「頼む….何でもするから…内密にしてくれないか?」
心外だけど佐伯詩織に頭を下げる…
彼女を失うぐらいであれば、こんなこと何でもなかった…

「何でも?」
佐伯詩織の声のトーンが上がる。
脈はあるのかもしれない…

「少しぐらいなら金はある…幾ら払えば黙っていてくれるんだ?」
式の為に貯めた費用…初めから大仰な式など挙げたくは無かったのだ…

「お金なんていりません…その代わり…」
金が目当てじゃなかったのか…
そう言えば、佐伯詩織の家はこの学校に多額の融資をする資産家だ…

「その代わり?…何でも言ってくれ…」
まさか命を欲しいという訳ではあるまい…

「それじゃあ….先ずはそのスーツ、脱いでくれます?」
な、何だ、、そういうことかよ…
お前も僕とセックスがしたいってことなのか?

「そんなのお安い御用だよ、何なら抱いてやってもいいぜ…」
脅すようなことを言ってきても所詮女子高生、セックスに興味津々って年頃ってところなんだな…

「余計なこと言わないでください…藤井先生は今の自分の立場、分かっているのかしら?」
おっとまだこんな事を言うには早過ぎたか、機嫌を損ねたら大変だ…

「悪い悪い…仰る通り、脱ぎますよ…」
佐伯詩織が見ている前でネクタイを解き、ワイシャツも脱ぎ、上半身裸になる。

「女を誑し込むだけあって、藤井先生いい身体してますね…」
誑し込むって…あの2人のことを言っているのか?

「言い訳するようだが、あの2人とのことは合意の上だったんだぜ…」
それゃ始めは俺から要求したことだったけど、終いには俺の方がもう勘弁して欲しいとお願いしたぐらいだ…

「合意だろうがどうだろうが、そんなことどうでもいいことよ…要は教師である藤井先生が'、ああいう事をしたこと自体が問題なんですもの…」
この女は潔癖主義か?
これじゃエロい事を毛嫌いする、PTAのおばはん達と変わらないじゃないかよ…

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