陣陽学園〜Fight School〜 65
当然、カマ掘られる前提で巡回に出た六郎の肛門もケツ○ンコとして含まれたのは言うまでもない。
紺服連中の処置が済むと、ここからが本番とばかりに黒服もそこへ加わる。
そこで一応は紺服同士、序列が比較的近い関係の連帯責任で賢治や明日香、六郎も脇を支えるが決して出流を責める事はなかった。
そして結局メインで今回の奉公に回るのは出流の役割である。
出流がこうなった事の発端たる幸乃はKAZUMAと鋭利の夫婦喧嘩?の時と同じくシレッとした笑顔で出流の直腸に精なき熱い粘液を注ぐ。
いつの間にかその二人は彦一と鉄斎が別々に連れ去り、これから『性教育』するようだ。
出流よりやや格上の紺服ではあるが、彼等も不始末はケジメを付けねばならない。
体育会系や軍隊式のまた遥か斜め上をゆく極道の世界では常識なのだろう。
「文句があるなら、昇ってナンボ、ですよ?」
幸乃が格上だと解っている、出流は『タマ無し野郎』という罵声を必死で飲み込んだ。
その一物を清めた後に今度はまどかが精の滴る股ぐらを寄せる。
「今日は忙しかったの、綺麗にしてくれるかな、るーくん?」
その精は山吹組男子の放出したモノだけではあるまい、同じくして百合子のそれは出流の『家臣』たる椿が引き受けていた。
そしてまどかを清める最中に肛門を貫かれ息を詰まらす、今度は特大のペニ○バンドを装着した真麗愛だ。
「るーくん可愛いケツだなぁ〜?チ○コもいで女の子になっちゃえばぁ〜?アハハハ!」
幸乃か或いは男子の方が救いはあった、こうした道具を用いた性行為は射精がない故、女性側が精神的に達するまで終わらないのだ。
何より獣の本能、牡同士の喧嘩で尻を差し出すマウンティング行為の更に上をゆく、牝に尻を晒す屈辱。
こんなカオスの中でも煙草の紫煙を燻らせていた純華が顎で示す先、更なる屈辱が出流を待ち構えていた。
椿が自分以外の男根の前に晒されている。
よりによって先程、真麗愛と一悶着あった翔が椿の股座に割って入ろうとしていた。
「そ…そんな…やめ…?」
薄々解っていた、どれだけ理屈を捏ね回そうが何時までも、客人格のような特別扱いなど通用しないと解っていた。
「にぃにも私も皆も、今るーくんが考えてると同じ代償を、払ってきたんだよ?」
真麗愛のピストン運動が激しくなり、出流は反論の声も出せなくなる。
こうして何事もケジメ優先たる姿勢が山吹組の結束力の根源、という事なのだろうと理解はしていたが納得は出来ない。
しかし、君主たる出流の嘆きを聞き届けた家臣たるサムライ、その身をもつて椿は応えた。
「はぁ…はむんっ!」
びしゅ…鈍い肉切り音と共に、椿の唇から血潮が溢れた。
「え…椿ィイイイイ?まさか?舌を?うわぁあああん!」
よもや安っぽい出流の独占欲の為に舌を噛み切るなどと、まさか椿がそこまでするか、出流の中で全てが崩壊しかかる。
「…痛ったぁ…相変わらず泣き虫だね出流…唇を噛んだだけさ…痛みで…正気を引っ張り出す為にね…。」
「椿?」
奴隷生活の色狂いに正気を保てなくなっている椿、それを僅かな正気の欠片から意図的な行為としても危険な自傷行為であった。
「チ○コ一本二本でボクの武士道は揺るがんッ!全てを受け止めろッ!我が君主八霧出流ッ!」
「椿ィイイイ!?」
説明不要ッ!いつだってそうだったッ!
椿はドゥンッ!と忠勇無双の戦国武将が大往生を迎える如く大の字でその身を晒す。
「さぁッ!来いッ!」
噛み切った唇の端から血飛沫を散らしながら叫ぶ姿、牝犬の意地汚さなど微塵も見せぬ、それ正に漢(オトコ)であった。
「気高き心意気、私が一人の紳士として受け止めましょう。」
柳翔は紳士である、故に『うわぁ既知外』などと思っても言葉には出さない、醜美を問わず床を共にする全ての女性は『姫』と解釈する。
さながら不器用な姫君のダンスをリードするかの様に、さりげない愛撫と抱擁の流れから絡み合い、翔の剛直が椿を貫いた。
「ああ暖かい…まるで貴女の中は地中海の荒波…。」
「はぁあああ…おっきぃいいい…とんじゃううう…。」
そしてガチ椿終了、エロ椿開始、であった。
「え?ちょ?椿?」
出流ショボーン。