望んだ世界 13
「夕奈っ、好きだっ!大好きだっ!」
「あん、私も、私も賢君好きっ!ああっ!」
激しく俺たちは腰を振り続ける。そろそろ限界だ。
「来てっ!賢君!」
夕奈の両足がしっかりと俺の腰をホールドする。
「おおっ!」
俺の中で快感が爆発して、白い欲望となって夕奈の中に注ぎ出される。
どびゅっ!どびゅどびゅっ!!
「あああーーーーーっ!!!!」
子宮で熱い精液を受け止めて、夕奈も絶頂を迎えた。その証に全身からたっぷりと汗をかいている。
「うふふ。夕奈は幸せそうね。私があの人と出会ったころを思い出すわぁ〜」
「夕奈、よかったよ。」
言って俺は夕奈に抱きついて、ついばむようにキスする。
まだ硬い男根は突き刺さったまま。
「ひゃん!じゃ私も!」
夕奈は俺の背中に手を回してきて、思いっきり抱きついてきた。
そして俺達は、ディープキスに入った。
俺達がひとしきり互いの舌をからめていると、和穂がそっと口を挟んできた。
「あら、もうこんな時間ね。そろそろ帰らないと、まずいわね。」
窓を見ると、もうかなり暗くなっているから、俺達は帰ることにした。
すでに香は燃え尽きていて、淫らな空気は消えていた。
3人とも元通り服を着て、香も片づけて、3人で家路についたのだった・・・・。
和穂先生と夕奈が帰ってゆく。ここは学校から3つほど信号を渡った交差点。
彼女たちは南に。俺は北にある家に帰った。
「ただいまー。」
今日はバスケ部の練習も無かったから、割と早く帰ってこれた。
意外かもしれないが、俺が帰って最初にしたのは、宿題だった。
バスケ部顧問の高橋先生は、「バスケ部員たるものフェアであれ。成績優秀たれ。体だけ鍛えるのでは意味が無い。」という考えで、バスケ部員には学年トップとは言わないまでも学年上位50位以内に入る成績を取ることを要求してくる。
おまけに俺達3年は受験を控えている。
ちなみに俺の中学は、1学年300人強ほど。全生徒数は1000人近い。
ヤマ張りと要領には自身アリ、しかし優等生にはチト遠い…やはり50位内は辛いのだ。
それにあの香、普通にダルい、少なくとも回数こなし過ぎたとかではない。
軽い幻覚症状…妄想夕奈に至っては俺のモノが粗末だなどと!
幻覚と断言!それこそ幻覚!特に幻覚!
リアルの夕奈痛がってたし!いや我慢の範囲内?いやいや香の鎮痛効果…。
そういや計った事ないなー…ハッハー!30センチ定規で足りるかなぁ…?
…バカ、バカ、宿題が先だよな?ウン…!