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香港国際学園
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園 89

「やなくっ!」
刀機が駆け寄ろうとすると、その前に霧江が立ち塞がる。
「貴方の相手は私・・・」
刀機は武具を具現化させ対抗するが、霧江の斬撃は凄まじく、刀機を追い込んでいく。
霧江の斬撃の何とか凌ぎ、攻撃を返していく刀機・・・その刀機の斬撃は回を追うごとに早く鋭くなっていった。
徐々に霧江を圧倒していく刀機だったが・・・
「ぐおぉーっ!・・・」
霧江に気を取れれていた刀機にオロチが襲い掛かったのだ。


・・・その頃、誠一は晶、理人達と合流した。
そして、校舎の方に進んでいくと血だらけで倒れる2人の人物を見つけた。
「あれ・・・やなくと刀機だぜ!」
理人が駆け寄ると、それはまさしくやなくと刀機だったのだ。
「こっぴどく・・・やられちゃったよぉ」
仰向けになって、引きつった笑みをみせるやなく。
「ああ・・・やられたな・・・」
こちらは若干投げやりな刀機・・・2人とも酷い有様だった。
「夜栄、晶、理人君だけついて来て・・・あとは銀城先生の所に2人を連れて行ってくれるか?」
「ああ・・・もう俺達に対抗できるレベルじゃないからな・・・仕方ない・・・」
要はそう言うと、やなくと刀機や他のメンバーを引き連れて保健室へと向かった。
「じゃあ、僕らも行くか・・・」
誠一が目指したのは生徒会室・・・首謀者の恭介の所に向かったのだ。

誠一らと別れたあと、要たちは保健室近くまで来ていた…「悪いが僕らはここでおさらばさせてもらうよ」やなくは刀機を見ながら言った「刀ちゃんもこのまま終わるつもりなんてないんでしょ?」刀機の側にはいつのまにかカナンが現れていた「ふん…当たり前だ…俺は血の力を古の力を超えてみせる…だが、おまえと修行するのはゴメンだ…」そう言うと刀機は消えていた…「はははっホントにつれないんだから!まぁ〜だ強くなりたいのかね〜じゃあ“オレ”も化け物になるとしますか…負けないよ刀ちゃん…」そう言うとやなくも要の前から姿を消した
「ちぇ、何だってんだよ…」そのころ、やなくは…「くくく、この僕を虫けらのように扱うとはね…」やなくは手を振り上げると教室内のあらゆる物を破壊した「今度会うときには…この僕が握り潰してあげるよ…くくく…虫けらのようにね…」
そして、そのころ刀機は…ガハッ、ゴホッ…刀機はむせ返すと大量の血を吐き出した「だ、大丈夫ですか?刀機…」「ああ、心配するな…しかしやはり戦神は発動できなかった…そしてこのザマだ…」「刀機…」カナンは切なくなり刀機を抱きしめた「やはり力に固執していたのはオレのほうか…力に奢れるあまり勝機を逃した…やはり…異形の力には…」カナンは刀機を見つめながら言った「あなたなら勝てますよ…きっと…」刀機はカナンに抱きしめられながら気を失った…(必ず手に入れてみせる…アイツを止める力を…)

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