PiPi's World 投稿小説

香港国際学園
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 88
 90
の最後へ

香港国際学園 90

「待て……晶」
物陰からボロボロの刹那が出てきた
「せっちゃんさん!?」
「なんとか命だけは取り留めた…重要器官の大半を潰されたせいで再生が追いつかねぇが……」
そう言うと札を取り出した
「俺が家を出る時、腹いせにかっぱらってきた式神だ使え」
「刹那……」
「勘違いするな…お前のためじゃねえ…」
そう言うと誠一達に背を向けた
「無事に帰って来いよ…お前を倒すのは俺なんだからな…」
「フン、当たり前だ。恭介の次はおまえの番だからな」理人は吐き捨てると再び歩き出した…「おい!理人くん、オレたちが力を合わせなければ奴には勝てないぞ?五虎将はやなくたちでさえ倒したんだ・・・」誠一は理人の中で憎悪が増すのを感じていた。気持ちが高ぶっている上に刹那と出会ったことにより、理人の力は再び闇に足を踏み入れかけていた「みんなぁ〜笑顔笑顔!平常心れすよぉ〜」
誠一たちは再び歩を進めた・・・恭介らの恐ろしい罠の待つ場所へと・・・
そのころ、やなくは文治らの手当てを受けていた「いやあ、随分と荒れたじゃねえか?やなく!」文治は無惨に破壊された教室を見回しながら言った「いやあ、クールが心情の僕なのにお恥ずかしい」やなくはいつもの様子に戻っていた「さあてと僕は刀ちゃんを探しに行くよ」やなくは立ち上がると服を正した「えっ?陸童をか?」「悪いけど彼レベルの相手じゃないと僕も修行にならないからね」
「ブルーゴースト(青い衝撃)の本気を引き出さないと僕も面白くないからね…くくく」「やなく…陸童の力ってのはいったい?」二人のボロボロにやられたザマを見ていた文治は怪訝そうな表情を浮かべた…「刀ちゃんは本来、公主の最強のガードになるべき男だからね」「まさかやなくより強くなるのか?」「それはやってみないとわからないさ…青い衝撃…戦神の力を見てみないとね…」やなくは文治に笑いかけた「じゃあ、ぼくも化け物になって帰ってくるよ!お楽しみにね」死神のような格好をしたやなくはそう言い残すと姿を消した…

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す