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香港国際学園
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園 84

「ふふふっ・・・夜観燵摩(よみ たつま)さんと簾地霧江(すち きりえ)さんの2人には貴様でも勝てん・・・絶対にな」
円金はにやにやと笑いながら理人達を見た。
燵摩は前に進み出ると、理人に向かって言った。
「お前は龍の力を手に入れたらしいが・・・強くなったつもりだろうが勘違いするなよ・・・」
にやにや笑いながら手をポケットに突っ込んだまま理人達に向かって歩く燵摩・・・その前に剣護が立ちふさがった。
「邪魔だ・・・」
うざったそうにそう言った燵摩。その瞬間、剣護の身体が後ろに激しく飛ばされ木に激しくぶつかったのだ。
燵摩がポケットから手を出した形跡は無い。
「俺も龍の力を持っていてな・・・ただ、邪龍オロチの力だがな!」
燵摩の身体の周囲には黒いオーラ。複数の首を持つ蛇の姿の黒いオーラはまさしくヤマタノオロチそのものであった。

剣護は燵摩の力に嫌な違和感を感じていた(嫌な予感がする…こいつと理人を戦わせたら…何かヤバいことが起きるんじゃねえか…)剣護は思うやいなや、理人と燵摩の間に立っていた。「俺が相手になるぜ!」
しかし、先ほどのダメージは見た目より酷いものだった…両腕にヒビが入っているのは自分でも感じていた…(ちぃ…なんて力だ…だが、理人を戦わせるわけにはいかねぇ…)剣護は先制攻撃を仕掛けた…
剣護が切りかかろうとした、そのとき、目の前に赤い気が轟き、燵摩を遙か後方に弾き飛ばした…「陸童…」
刀機は剣護を無視して理人を睨みつけた「龍の力を手にしたような橘…しかし、ここは下がれ…」「何いいやがる陸童!俺があんな奴に劣るとでも言いたいのか?」「おまえの仲間は気づいているようだが…今戦えば貴様は邪龍に支配されてしまう…力に溺れてな…」刀機は起き上がり近づいてくる燵摩に向き直りながら「それが奴らの狙いでもある…」

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