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香港国際学園
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園 9

さらに才英も混乱に乗じ、体を液体化させ拘束具から抜け出していた。「お前バカか?俺にこんな物は通用しないよ。ただ焼夷弾と聞いて大人しくしていただけだ。液体になった体が蒸発したら、いくら俺でも死ぬからな」
「くっ…お姉さまが油断しなければ私も楽しめたのに…」唇を噛みしめる茜を見て才英は「鈴木さん、こいつどうするの?」誠一は服を着ながら「どうもしないよ。別に人を傷つけたりする趣味は無い。さっきのは身を護るためにやっただけ。」彼女(彼?)
のそっけない言葉を聞いて、自分の胸が高揚しているのが分かった。
(なんて良い人なんだ…)彼は今更になって気づいたが、憧れの鈴木さんとやっと話す機会が訪れたのだ。自己紹介くらいしておかねば!
「くっ!・・・」
しかし、茜は抵抗を見せる。
何処からか茜はストック付きのライヘンフォイアーR713を取り出し誠一に向ける。一般的にはモーゼルC96と呼ばれる銃の軍用タイプで、茜のマニアックな趣味が伺えた。
だが、誠一の手からはスパークが発射され、茜の手の中で銃が破裂する。
「ああっ!・・・」
茜の悲鳴は焼け焦げた手では無く、愛銃を失った悲しみ・・・そんな茜に構う事無く、誠一は茜の股間を踏みつけた。
「逝っちゃいなっ!!」
流石の誠一も怒り、足からの強力な電撃。それは茜の衣服を焼き去り、意識を奪うのに十分な威力であったのだ。

そんな光景を見ていた才英は<ああこんな鈴木さんも素敵だ>とか思っていた。
「おおーい!何だあ!今の悲鳴はあー!」ちょうどその時、悲鳴を聞いて駆けつけた(今泉姉妹のモノだ)教師がやってきた。「おおう!何だぁ!?どうしたお前らぁ!?」しかしとてつもなく慌てた教師を尻目に、誠一は「変態の姉妹を懲らしめてやっただけです」と言ってトイレを出ていった。才英もそれに続く。
「あっ、あの!鈴木さん!」
「何?」
「えと…俺の名前は北川 才英!」「ああ…俺の名前は鈴木 誠一。けがは無いかい?」「誠一?男みたいな名前だね?」
「いや、っていうか俺は…」

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