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香港国際学園
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園 65

その頃、カナンと刀機は学舎の屋上にいた…「何で、あんなことをしたのですか?」カナンは少し顔を怒らせながら言った「あんなこと?」刀機は薄ら笑いを浮かべ、カナンに顔を向けた「言っただろう?俺はこのくだらない戦いを見届けたいだけなのさ…」(相変わらずわからない人…)カナンは愛しい人を見つめながら、そう考えていた…

「けっ…逃げられっちまった」
「まぁ良いではないか、『刹那』あやつの暗殺は今回の仕事のなかには入ってはおらん」
そう言った主姫を少し見た
「…まぁ、それだけじゃないみてぇだけどな」
主姫にキッと睨まれバッと目を逸らす。
「…まぁよい、次の仕事は分かっておるな」
「わーってるよ」
そう言うと主姫に背を向けた。
「…久々に人を殺れる、楽しみだ」
カハハハハハッ!!と笑い声を上げ部屋を出ていった。

「へー、才英って革命軍のリーダーなんだ」
理人が感心したように言う。
「リーダーだなんて…照れるなぁ」
才英や理人達が体育館に向かう廊下を歩いていたときだった。
「お前ぇが革命軍のリーダー『才英』か」
少し前の廊下の柱にもたれかかっている男、刹那が才英達に声を掛けてきた。
「そうだけどなにか?」
才英が返事をした瞬間
ガキィン!!
と金属音が辺りに響いた。見ると刹那の右手を刀が防ぎ頭には拳銃が二つ並んでいた。
「カハハハハハッ!!なかなかどうして、楽しませてくれるなぁおい」
「まあ、そう殺気立つんじゃねぇよ!冗談じゃねえか!ジョ〜ダン!カカカ」刹那は甲高い笑い声を上げながら身を引いた。「貴様がやると冗談には見えねえんだよ殺し屋!」理人の目は少年兵時代のそれに戻っていた…全てを見透かし射殺すようなくすんだ輝きを放っていた…「ま、待ってよ理人くん!」その間に割って入ったのは才英であった…
「危ない!!」
「えっ?」
見ると甲質化した刹那の右手が才英の腹部に突き刺さっていた。
「カハハハハハッ!!」
「貴様ぁ〜!!!」
瞬転、理人達の攻撃を避け刹那は距離を取った。
「そうカッカしなさんなって、死んじゃいね〜よ」
才英を指差しグラサンを直した。
「液体化して致命傷は避けたけど…」
だが傷口は浅くはない。
「長くほっとくと出血死するね…」
「ま、逃がさんけどな」
そう言いグラサンを取った。
「変身ってね」
瞬間、刹那の全身を漆黒の甲殻が覆った。そしてなぜか赤いマフラーがついた。

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