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香港国際学園
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園 64

そんなことを話ながら部屋の前に来るとなかから才英と巌が出てきた
「あ、おっさん」
「おぉ丁度よかった、お前達、こいつと一緒に体育館に向かってくれ」
「体育館に?なぜ?」
「話は後だ、こいつを守ってやってくれ、いいな?」
そう言うとまた部屋に入って行った。
「…勝手な事言いやがって」
ぼやく理人の前に手が出された。
「俺は才英、君達の事は巌さんから聞いてる、よろしく」
「あぁ、まぁなんだ…よろしく」
少し照れながら握手をした。
「これから行く所については歩きながら話そう」
そう言うと五人はやなく達のいる体育館に向かった。
…そのころ、公元主姫は陸童刀機と対示していた「今頃になって現れるなんて、なにを考えているの…?今更になって権力欲が出てきたねかしら?」いつものように冷たい笑みを浮かべているが、その表情には明らかに緊張の面もちも含まれていた…「…俺がそんなものに何の興味も持たないことはおまえにもわかっているだろう?」刀機の言葉には相変わらずその場の雰囲気を取り込む凄みがある…主姫はそう感じていた「今日は警告に来ただけだ…相変わらずくだらん争いを繰り返しているようだからな…」
「カハハハハハッ!!」
陸童の後ろから笑い声が聞こえた。
「なんだ貴様は」
振り向くと茶髪にグラサン、ガラシャツとヤンキーのような格好をした男がズボンに手を突っ込み爆笑していた。
「クックッ……すまんな、あんたがあまりにも面白いことを言うんでな…クックッ…」
そう言うとズレたグラサンを直した。
「どういう事だ…」
陸童が男を睨みつけた。
「戦いにくだらないもくだらなくないも無いって言ってんだよ、わかんねぇのか?あったま悪ぃなぁ色男さんよぉ」
そう言った瞬間、男の額にナイフが突き刺さり男は仰向けに倒れた。

「邪魔したな」
何事も無かったかのようにその場を去ろうとした時だった。
「…ひでぇ事しやがる。普通なら即死じゃねぇか」
男が立ち上がりながら悪態をついた。
「ん?どうした色男、なんで生きてるって顔してやがるな」
額に刺さったナイフを抜くと傷口があっと言う間に塞がった。
「たしかにあんたは強いよ、だがなぁ…戦争を知らねぇお坊っちゃんが戦いを語るんじゃねぇやなぁ」

しかし次の瞬間…陸童刀機の姿は消えていた…その瞳に映っていたのは後ろにいたはずのカナンであった…その冷たい笑みからはすさまじい殺気を感じたが彼女もまた次の瞬間には消えていた…二人は空間転移により、その場から去ったのだ…「チィ…化け物め…」その言葉だけが鮮明に響いていた…

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