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香港国際学園
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園 33

「そうか…終わったか…今泉姉妹はお前に任せたぞ、円城寺。冬真、全部隊に退却命令を出してくれ。あ、後片付けは念入りにするように伝えろ。」
甲良は朔美からの無線を切り、そう冬真に伝えた。冬真は返事もせず、行動を開始した。冬真の顔は幾分悲しそうに見えた。自分もあんな顔をしているのかもしれないな。甲良はそんな顔をしながらそう思った。

「・・・今泉姉妹は一週間『野晒し』、鈴木誠一は『禁固刑』一週間、御堂勇牙以下、裏山拘束生徒は1週間『停学』・・・これで決定ですね」
事後報告に来た朔美が主姫に確認を取る。
「ええ、それでやって頂戴・・・」
魅惑的な笑顔で答える主姫・・・主姫の剥き出しの下半身、見事に勃起した男根に少女がむしゃぶりついている。
全裸に首輪だけ、虚ろな目で男根をしゃぶる少女・・・それは誠一だった。
「ふふふっ・・・1週間、しっかりと『更正』させて、私に逆らえないようにしてあげるわ・・・」
主姫は怪しい笑みを浮かべながら誠一の頭を撫でたのだ。


次の日、校庭の中庭・・・登校して来た才英は、そこにあった物を見て驚いてしまう。
全裸にされた今泉姉妹が四つん這いの格好で手足を固定されていたのだ。
2人とも動けない所を見ると、2人の力では脱出できない物らしい。
そして横には立て札。『1週間、今泉碧、茜両名に対し、殺傷、開放以外の行為は全て許される』

「全く、大丈夫なのかよ?この学校はよ…」
と言ったのは才英ではなかった。甲良だった。
「学校の風紀を生徒会が乱すんじゃねーっての!なぁ?」
なぁ?と、問いかけられたが、才英はそれが自分に対する問いかけだと気づくのに、十秒はかかった。
「えぇ?急に振られても…いや、でもまぁ、信じられませんねぇ…いや、てゆーか、そう思うんだったら、この手枷足枷、外してあげたらいいじゃないですか」甲良の名前も知らないが、才英は一応、敬語口調にしておいた。
「そりゃ、だめだろ。校則なんだからよ」

才英はこの口の悪い男は、実は真面目なのかな?と思った。この非常識な学校で珍しいなとも思い、自分と同じだ、とも思った。
「あのっ!」
「ん?何?」
「えと…僕は二年生の北川才英と言います。あなたの名前は?」
「御堂勇牙だ」
はっ?
何?
てゆーか、一人増えてない?
など、才英の頭がフリーズしているうちに、二人の会話は進んでいく。
「おい真野、反省文五十枚、書き終わったぞ」
「おう、よく二時間で書き上げたな。おめー、作家になれるぞ」
五十枚の原稿用紙が、甲良に手渡される頃、才英は復活した。
「って、えぇっ!あんた、何で此処にいるんだよ?停学になったんじゃなかったのか?」才英は、甲良は知らなかったが、勇牙の事は知っていた。
「ああ、俺の権力で取り消しにしてやったのだ。反省文五十枚でな。」「五十枚って…何書いたんだ、あんた…」
「いろいろだ。結構骨が折れたぞ」「あ、停学で思い出したけど、あそこの二人……」
「うおっ、何じゃこりゃー!」
「落ち着け御堂。うるさいから。」

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