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香港国際学園
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園 178

「何者だアイツ…足が動かなかった…この俺がビビったというのか?」「いや…橘、おそらくは…」「何か知ってるのか陸童…アイツのことを」「以前にアイツに似た雰囲気を持った者と対峙したことがある…アドルフの雰囲気に似ていた…」「アイツらをぶっ倒して美咲が連れて行かれた場所を吐かせてやる…やるぞ陸童!」「ああ…」
「俺達はそう簡単に負けるほど弱かねぇ。」
「データの上では貴様ら倒せるという事だ。」
刺客は構える。
「そう言う事だ。命がかかってるんでね。さっさと死んでくれ。」
「・・・・なめてんなよ・・・・。俺はな、誓ったんだよ。美咲を絶対守るって。だから、お前ら、邪魔だ。・・・・・・・・・・・死ね。」
理人の髪が銀に、眼が紅く染まっていく。
「な、なんだ!?」
「なんて威圧感だ!!!・・・・人間じゃねぇ、この殺気は!!!」
「橘・・・?」

真・バーサーカー・・・
それは、理人が真に怒った時に発動する、ミネルヴァが理人に与えた、断ち切れぬ忌むべき力。
ミネルヴァが理人を欲しがる理由は正にそこにあったからだ。
この状態になった理人は超絶的な身体能力と治癒力を、そして邪魔をすれば何もかも壊す、非情さを身につけるからだ。
ある意味、ミネルヴァの人間兵器としては完成しているが、コントロールできない故に、ある意味失敗作とも言える。
理人は圧倒的な殺気を放ち二人に特効を仕掛ける「まずはてめぇからだ…死ね」ガキィ…理人は一撃を喰らわす…がもう一人の男により軌道は変えられてしまう…「ちぃぃ…」理人は凄まじい速さで残像を残しながら攻撃を繰り出すが…「ふん…素晴らしい力だねバーサーカーってのは…」男が目の前に現れ刀機の眼にも当たったと映ったが…伏せ込んだのは理人のほうであった…「まさか…」「くく…確かに凄まじいね…だけどそれだけなんだよなぁアンタは…」「それだけじゃあオレらには勝てねぇよぉ…」「沈めよ…」しかし理人は後退し、それを交わした…
「代われ…」今度は刀機が二人に向かっていく…刀機の身体能力は霊剣により高められてはいるが…しかし結果は理人とあまり変わらない…動きは上回っているが同時に動く二つの殺気にすんでの所で太刀筋は交わされる…その後も代わる代わる二人に挑むが結果は変わらない…ハァハァハァ…二人には疲労ばかりが蓄積されていく…

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