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香港国際学園
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園 171

「ちっ…なら、これでどうや!」平は体を獣化させ、電光石火の特攻を仕掛ける…「そこそこの速さだよ平っち…」みことは『竜王剣』の一振りで動きを止めると、平の胸ぐらを掴み放り投げた…「だからさ…体を動かしたいんなら、姫っちや陸っちに相手してもらいなって…あんまり君たちの戦いに干渉したくないんだよね…俺は」「てめえの都合なんかしるかよ!強ぇ奴はぶっ潰す!!それだけだぁ〜!」
「んとにわからない人だね君も…俺は姫っちと陸っちの案内に付いて来てるだけなんだからさ…あんまり人間の争いに干渉しちゃうと僕が怒られるんだけどなあ…」しかし平は向かってくる…全身を獣化させ、その姿はまさに『キメラ』といえた…みことは落ち着いた面もちで剣を平に向けると『竜王剣』からは巨大な龍型の波動が現れ、平を飲み込んだ…「これで確実にお仕置きされちゃうな…」
が、
「まだや!まだ終わらへんでぇ!!」
波動を受けながらも尚も突進する平。
「ぐっ・・・!」
不意をつかれ吹っ飛ぶみこと。
「へっ・・・!油断大敵ってやっちゃな!」
「あはは、驚いたねぇ、アレに耐えるなんて・・・でもさぁ、今時流行んないないんだよ。浪速のド根性、なんてさぁ!」
再び波動を打ち出すみこと。
「何度も喰らってたまるかいな!」
難なく躱しみことに肉薄する平。
「竜王剣はダテじゃない!」
何処かで聞いた様な台詞と共に竜王剣が振り下ろされる。
「くっ…速ぇ…」平が気付いた時には波動に体を弾き跳ばされていた…体を反転させ何とか着地する…「てめぇ!手加減してやがったな!」胸が痛む…どうやらアバラを何本かやられたようである「当然!時間稼ぎしなくちゃならないしね…」
「は?何言うとるんや。お前が何で時間稼ぎする必要がある。」
すると、みことが懐から携帯を取り出し電話をかける真似をする。
「こんなこともあろうかと思って予め『同志』に連絡とっといたんだな〜、これが。」

「はぁ、はぁ・・・追っ手は来てないな。」真奈美を肩に担ぎ後ろを気にしながら走る出雲。
『待ち伏せはしてるけどね。』
「・・・なっ!」
慌てて前を振り返ると、一人の少年が佇んでいる。
「悪いけど、その娘は返してもらうよ。」
「・・・くっ!覚なる上は・・・!」
『待ちな!』

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