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香港国際学園
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園 172

「帝星!」
現れたのは右手にさらしを巻き付けた帝星だった。
「ソイツは俺の獲物だ・・・さっきの借りは利子つけて払わせてもらうぜ!」
「二人がかりなんて汚いとは思わないかい?」
「ほざけ!戦いに綺麗も汚ねーも無いんだよ!出雲、殺るぜ!!」
「さすがに二人相手じゃ厳しいね・・・バイト君。」
何もないところからやなくが現れる。
「・・・マスター、人使い荒過ぎ。」
「・・・ギャラ上乗せするよ。」
「んじゃ、サクッと片付けますか・・・でも、その前に新しいお客さん。」
「ふぅ・・・何だってボクがこんなことしなくちゃいけないのかなぁ?アイツらほんっとうに役に立たないんだから・・・」
ぶつぶつと独り言を言いながら小柄な少女が現れた。顔は、まぁ普通なのだが大きい目が印象的である。
「“朔夜”調度良いとこに来た。コイツら殺んの手伝えよ!」
「さく、や・・・?」
少年がピクリと動く。
「頼む、朔夜。任務なんだ。」
「しょーがないなー。今度何か奢って・・・って、あ〜!!!」
少年がビクッと動く。
「お前は光一!沢井光一じゃないかー!!」
「しまった・・・」
痩躯の少年、光一は頭を抱える。
「コイツが、あの“沢井光一”・・・。」
「・・・ミネルヴァ史上最凶の反逆者・・・。」
「“沢井”の名は既に捨てた・・・僕の名前は“霧島光一”だ。」
「・・・じゃあ、ますます見逃す訳にはいかねーな!ここでサクッと散れやぁ!!」
いきなり切り掛かる帝星。それを躱し間合いをとる光一。
「やれやれ、とんだ有名人みたいだね。」
「ほっとけよ・・・それより朔夜に気を付けなよ。アイツは『先を読む』から。」
「了解、マスター。」

「・・・戦いの音がする・・・。」
「やなくが戦っているわ…」刀機が目覚めるのを待っていた主姫はやなくが近くにいるのを感じていた…「アイツ…今度の雇い主はみことという訳か…」「あら目覚めていたの?」「ああ…少し頭を落ち着かせていた…」
「おまえは鍵を取りに行け…俺は地図を…」「ええ、そうね…」
「はは…こんなに強いのと戦うのは久しぶりだねぇ…身体がなまってなきゃいいけど…」「おいおいバイト君!頑張ってくれなきゃ時給100円の刑に処すよ?」「それは殺生ですよぉ〜みこっちゃん」

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