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香港国際学園
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園 170

「強制的な一騎打ち。今、この世界には俺とお前しかいない。さぁ、始めようぜ!」
そう言うと平は左腕を剣に変形させる。
「なら、君を倒して行くまでさ。頼むよ『竜王剣』!(さっきは名前を間違えた)」
それに対し片刃の大剣を構えるみこと。
「そんなデカい剣じゃ小回り効かねーだろ!?」
先に仕掛けたのは平だった。鋭い斬撃がみことを襲う。が、
「見た目だけで判断するなんて浅はか過ぎよ?」
素早い動きでかわすみこと。そして反転しながら強烈な斬撃を放つ。何とか剣で止めたがあまりの剛力に吹っ飛ばされる平。
「へへっ…やっぱそうこないとな…オレも本気で闘るかな…」
とはいうものの、まだ手は出さない平。まだ話を続けるようだ。
「ところでよ、さっきの男覚えてっか?帝星っつーんだが、あいつは『ヘパイストス』っていうあだ名があるんだ。ギリシア神話に出てくる鍛冶の神なんだが、知ってるか?」
「そんなマイナーな神様、知らないなぁ」
「そっか。帝星はその能力からそのあだ名をもらったんだがな。ちなみに俺の連れの出雲は『キング』だ。何の捻りもねーだろ?」
「うん。面白くないね。で、君は何なのかな?」
「よくぞ聞いてくれました!俺は体の至る場所を獣化、虫化、鳥化などいたる生物に変化できる!俺のあだ名は、『キメラ』だ!」
言うが早いか平の体は変化を始めていった。
人間の顔、獅子の肉体、蝙蝠の羽、蠍の尻尾。
そう!その姿はまるで、
「マンティコアだよね?それって」「へ?嘘?これキメラじゃん」
「や、キメラは獅子の体に、獅子と山羊と竜の頭、蝙蝠の羽をつけて、尾の代わりに頭のある蛇がついてるんじゃない?どっかで間違えてるよ、それ」

「やっ、やかましいわぁ!別にギリシア神話に出てくるキメラに化けるなんて言うてないやんけ!あほかお前はぁ!」
関西弁が出た。キレたのだった。
「まあ、どんなに強そうなコードネーム持ってても強くなきゃ意味ないけどね…」「なんやと貴様ぁ!その余裕ことへし折ったるわぁ!」そう言うと平は向かってきた…「やれやれ…俺っちも厄介な仕事引き受けちまったなあ…帰ったら文句言ってやろ」みことが『竜王剣』を振りおろすと波動がほとばしり、平の動きを止めた…

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