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香港国際学園
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園 169

「・・・なんとか上手くいったな。普段の力じゃ剣を折るのでやっとだからね・・・っと応急処置しないと。」
手をかざすと刀機の傷がみるみる癒える。
「よし、っと。これで失血は止まったな。後は・・・バイト君。」
空間歪みが現れ、中からやなくが出てくる。
「御指名どうもありがとう!愛と正義のフリーターここに見・参!!」
「彼をちゃんとした治療の出来る所、そうだね、学園の保健室にでも運んでよ。」
「りょ〜かい!マスター!ギャラはずんでよ?」
「・・・考えとくよ。」

一方、公主たちは・・・
「やっ!姫ちゃん…」やなくは唐突に主姫の目の前に現れた「なんですの…刀機」やなくは刀機を担いでいた「陸の奴、珍しく油断してやんの…普段はあんなに冷静なのにさあ…恐らくは雌剣草薙剣のせいだろね…」「まあ陸の傷はみこっちゃんが癒したから大事には至らないけんどね…姫ちゃんも気をつけるんだよ!じゃ、陸はここにほってくから…」「ほってくってあなた…」「んじゃバイト終了!またのご利用お待ちしてま〜す!」

「ハ〜イ!マスター!」
「・・・何の用?」
「刀っちは無事姫ちゃんに届けたからその報告さ。」
「・・・なっ!?刀は大怪我をしてるのに!それを・・・!」
すると、やなくが今は眼鏡を掛けていないその少年の胸ぐらを掴む。
「だいたいさぁ、アンタ過保護過ぎるじゃないのぉ?アイツはもう一人でやれるよ。それに、アイツは君を望んじゃいない。」
「・・・そうだね。その通りだよ、バイト君。」
やなくが掴んでいた手を放す。
「わかればよろしい。」
「ところでバイト君。当然だけど君、減給ね。」
「そんなぁ〜・・・」
「飽きた」
「はっ?」
こちらは真奈美の誘拐に成功して、境内脇の森に身を隠している平と出雲なのだが、
「飽きたのか?」「ああ」
「バカか?」
うるさい、と言いつつ準備体操をし始める平。
ちなみに真奈美は眠らされている。「お前、何準備体操してんの?」
「闘う」
やっぱりな、と出雲は思うが何も言わない。
真奈美といると気が散るのだ。交戦的な平は闘うことでしか気を張っていられない。
『見〜つけた』
二人(+一人)の前に現れたのはみこと(青年)である。
「俺っちを撒くなんて中々やるね。でも、真奈美は返させて貰うよ。こい『黒竜剣』」
そう言うとその手に巨大な大剣が現れる。
「出雲、お前はソイツを連れて逃げろ。コイツは俺が倒す。」
「それはいかないよ。」
みことが平の横を擦り抜け出雲に切り掛かる。が、黒竜剣が振り下ろされると同時に出雲が忽然と消える。いや、出雲だけではない。みことと平以外のありとあらゆる生物が消えた…
「!!?」
「これが俺の能力『無双』だ。」

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