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香港国際学園
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園 144



そんなこんなで中間テストは終わりを告げ、数日が経った。宿直室にはつたやや誠一達がいる。
「テスト、お館様はどうでした?」
絵里子が誠一に聞く。
「まあまあかな。平均以上はとれたよ。そっちは流石だね。公主と同点一位らしいじゃないか。奈々子は・・・聞くまでもないか。」
「ひどい!!お館様、それはあんまりやで!!!」
成績表を見て落ち込んでいた奈々子が泣き顔で顔を上げる。
その時、理人達が入ってきた。
「ちぃっす!!」
「やぁ、テストはどうだった?」

「数学以外はできたよ。」「そう。ところで、剣護君はなんでしょぼくれてるの?」
剣護だけが陰鬱な感じを醸し出していた。
「ああ、あいつ、俺達4人の中で一番悪かったんだ。俺達は一番悪かった奴が昼飯を三日間奢る、っつー賭してっから。」
「だから、あんなに暗いんだね・・・。」
「財布の中が寒くなるぜ・・・」
哀れだった・・・・
その後、やなくも入ってきた。
「誠ちゃん達、中々良い結果だったみたいだね。これも勉強会のお陰かな?」
『絶対違う!』
誠一達のトリプルツッコミを受けて「うん、その受け方、中々良いね。」などと満足気に頷いていたが、出し抜けに、
「また生徒会が革命派狩りを始めた。しかも、今度は姫ちゃんの指示で。」
と告げた。一同に緊張感が走る。そんな中冷静さを失わない誠一が口を開く。
「やはり・・・ファントムの脅威が迫る今、生徒が一丸となる必要がある。交渉が失敗に終わったなら、残る選択肢は・・・。」
一呼吸置き、
「潰すのみ、だ。」
と繋げた。
「なんてことは、現時点では才栄が賛成しないだろうけど…理事会が絡んでいるだけに主姫もいいようには動けないだろう…」「んなのんきなことでいいのかよ?俺たちがハッパかけないとアイツ動かないんじゃねえか?」そう言ったのは剣護である「まあ俺たちだけで論議するべきことじゃねえよ…」「そ〜ゆうことだね…」不意に後ろから声がする
「誠…二…」そこに立っていたのは数名の烏を引き連れた誠二であった「やあ、皆さん…お久しぶりだね」

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