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香港国際学園
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園 141

「ねぇ、なんで悠里は着ないの?」
一人いつものコート姿の悠里に才英が聞いた。
「意外と自信ないんじゃない?・・・アタイは才英の目を楽しませる為だったらどんな格好でもするよ」
さっきついたばかりで、黄色いチャイナドレスに着替えた眞澄が、横槍を入れながら才英に抱きつく。
しかし、この時ばかりは悠里は違った。
横に転がる一升瓶を蹴り、異様に目の据わった悠里は、忽然と立ち上がったのだ。
「じゃあ、着る・・・」
そう言ってコートを脱ぐ・・・勿論、中は・・・
「うわぁ!、悠里、裸だって!!」
「見ちゃ駄目!、みちゃ駄目よっ!!」
あわてて女性陣は悠里の身体を隠そうとする。
だがその時、悠里と理人の視線が合い、理人は真っ赤になって目を逸らした。

つかつかと裸のまま理人のもとに行く悠里。
「私の身体・・・自分では隠し立てしなければならない物は付いてないと思うが・・・おかしいか?」
「いやっ!、そっ!、そんな事ないっ!!・・・」
声まで上ずって焦る理人・・・だが目の据わった悠里は理人の頭を掴み、固定させる。
理人の目に映るのは・・・悠里の秘部?!
「私の身体は・・・目を背けられなければならないほど貧相じゃなーい!!」
周囲も唖然とする悠里の行動・・・
「ありゃ?!・・・悠里ちゃん、焼酎一本空けてる!・・・ありゃ、酔ってるわ」
つたやが空の瓶を見ながら呆れて呟いたのだ。

「理ちゃん、見ちゃ駄目ぇ!!」
叫びながら美咲が理人の側頭部に蹴りをいれる。
ゴロゴロ、ドンガラガッシャ!!!K・O!!!
勢いよく転がって、壁に当たってようやく止まる理人。マンガなら側頭部から煙が出ているだろう。
「理人君が一撃で・・・?」
誠一が驚きの声をあげる。
「流石は美咲・・・、空手世界チャンピオンね。」
「せ、世界チャンピオン!?」
「ああ。」
瞳と剣護が誠一に説明する。
当の理人は完全にノックアウトされ、美咲はやりすぎたらしく、必死に介抱している。
「理人君も災難やなぁ。」
やれやれと言った風のつたやが、
「一応応急処置くらいは・・・」
してやろうかね、と言い終わる前にドジッ娘メイドロボの良さについて熱く語っていた二人が、
「これは大変!今すぐ改造しなきゃ助からないとか助かるとか!早速始めるぞ!光一クン!」
「愚問だ!」
と何やら理人をいじり始めてしまった。が、
「されてたまるか〜!」
理人が寸でのところで復活した。
「チッ・・・これだから男の夢が分からない奴は・・・」
「全く、空気も読めないなんて軽蔑に値するね。」
等と勝手な事を言う二人にキレる寸前の理人。
「こんなとこでキレてどうすんだよ…バーサーカーにでもなったら厄介だろう?」慌てて理人をあやす剣護ら…光一らはなおも話に花を咲かせている…「んで、何なの?この会合は…」理人や光一らのやりとりを呆れた様子で見入る誠一と奈々子…「まあ、みんな楽しんでるみたいだから、いいんでない?」「そうやね!こんな賑やかなの久しいし」やなくとつたやの平仮名コンビは緑茶で和みモードに入っている

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