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香港国際学園
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園 135

「万が一があっても綺麗にホルマリン漬けんして保存しとくさかい安心してや〜」
誠一に親指を立てているつたやに、悠里は嬉しいのか悲しいのか複雑な雰囲気をかもしだしていたがあえてツッコミはなかった。
「でもぉ〜まれに普通の家庭でも能力者生まれちゃう事あるみたいだよ〜」
みことが室内のブービートラップを何気に強化させながら言葉を投げてくる。
「それが不可解なんだよ。理事会はそれも分かっているように推薦状を能力者に送っている。」
「能力者を探知することなんてできるのか?」
「出来るよ」
みことがさらりとつぶやいた
「なぬ!?」
「能力者っちゅうのは遺伝子的にアレ、特別だからねぇ、衛星でもぶっ放してサーチかけりゃある程度は絞り込みは可能だぁね」
そう言いながらあっという間にトラップを強化すると
「でもそんな資金あるんだったら全世界の男の夢、完全自立型ドジっ娘メイドを作るけどなぁ…」
ほう…っと悦に入っているみことをよそに話は続く
「まぁ、バカはほっといて、どうだ?」
「どうやら、才英さんは普通の家に生まれた、いわゆる自然発生型です。」
そう言いながら、手を才英の頭から抜く。
それと同時に才英が目を覚ました。
「あ、あれ?僕どうしたっけ?なんか頭をさぐされたような気が・・・」
「あ〜、気にすんな。何もしてねぇから。なぁ、みんな?」
「そうだねぇ。脳みそ、直接触られてたなんて、知らない方がいいよ。」
あ〜あ、みことが言っちゃった・・・
「脳みそを直接!?死ぬ!!そんな事されて生きてられるわけないよ〜!」

「落ち着け!!死にゃあしねぇ!!みこと、てめぇはメイドロボの事でも考えてりゃ良かったんだ!」
「違う!ドジッ娘をつけてもらわなきゃ困る!!全世界の男の夢なんだからさ!!」
「死ぬぅ!!」
「つまり、ドジッ娘は・・・」
頭を抑えてもがいている才英とドジッ娘メイドロボがどれだけ素晴らしいか力説するみことに理人のイラつきは頂点にたどり着きかけていた。
「てめぇら、いい加減に・・・・」
「あ、理ちゃんがキレる。悠ちゃん、才ちゃん止めた方がいいよ。」
「風堂、みことを止めた方が良さそうだ。」
「わかった。」
そう言って、悠里はまたもハンマーを大上段に構える。
「仕方ねぇな。」
剣護は鞘を掴んで構える。
バキッ!ゴス!
ハンマーが才英の頭に、鞘がみことの腹に入る。
理人はそれを呆然と見た後、「菜月、ワリィが三度頼むわ。俺は飲み物買ってくる。」
疲れた様子で出ていった。

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