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香港国際学園
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園 134

「さ・い・え・い!!!」
「ゆ、悠里!」
怒りの声に錆び付いた音でもたてそうなくらいぎこちなく才英の首が回る。
悠里の手には、巨大ハンマーが・・・
「浮気、すな!!!」
ガィィン!!
「あ〜あ、せっかく蘇生したのに。菜月、また頼む。」
「は、はい。わかりました、お兄様。」
菜月は場についてこれてず、呆然するばかりだ。
「誠一、女の時でも男らしくした方がいいぜ。間違いなく才英の寿命を減らす原因になってる。」
「確かに。」
「そうだね。やっぱ、元が可愛いしねぇ。」
理人に刀機とやなくが続く。
「否!!否!!断じて否〜〜!!」
「うわっ!!」
理人達の言葉に一人の少年が扉を蹴破り叫んだ
「純真無敵にして華麗に美麗!!世界遺産など足下にも及ばない『ボクっ娘』をやめろだとぅ?否!!それこそ戦争に次ぐ愚の骨頂!!」
腕を組みふんぞり返り全員に言い放った
「叫ぶのはええけどドア直してな〜」
「あ、ど〜もすいません奥さん」
つたやの言葉にペコペコしながらドアを修理し始めた
「誰が奥さんか」
少年の急激なテンション切り替えについてこれないでいると
「こいつは『倶利伽羅みこと』、科学技術に精通してるのが剣護だけじゃ心もとないと思って呼んだんだが…」
ただのアホにしか見えない
「こいつこう見えて頭はいいんやけど…」
見るとドアが自動ドアに改造されつつあった
「よし、ついでに階段という階段をエスカレーターに…」
「やめい!!」
どう見ても漫才師のノリである
「ところで…」
不意に、誠一が流れを切る。そして、再び伸びている才英を見ながら尋ねる。
「才英君はどうやって能力を手に入れたんだろうか?」
「え?」
「だってそうだろ?北川なんて名字聞いた事無いから、僕達みたいに血筋によるものではなさそうだし…修行で得たにしては…その、弱すぎるし…虐待から身を守る為にしては、本人に『影』が全く無い…」
「よぉし、菜月!脳から記憶を取り出してくれ!」
「の、脳って・・・?手が才英の頭に入ってるって!」
菜月の手が才英の頭にズブズブ入っていく。
「あ〜、心配はない。菜月の神霊医術は患者を傷つけないから。」

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