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香港国際学園
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園 13


「・・・ふーん・・・ならマコちゃんにも声掛けた方がいいわね」
「鈴木さんの事?」
着替えを終え、眼鏡を指で押し上げながらそう言う夜栄の口から意外な人の名前が出た。
「マコちゃん、友達に強力な能力者多いし・・・アタシと能力の相性いいしね」
実は誠一と夜栄は親戚同士で、そのため似た能力を持つのだ。
誠一は逆に電力は少ないが電気そのものを操る事ができる。男の時に雷雲から雷を誘発したり、女の時のコンセントからの電力補給等は彼だけの必殺技である。またスパークを飛ばすと言う技も夜栄には無い技である。
しかしながら、最大電力において叶う物のいない存在であった。

「マコちゃん所から、絵里子、奈々子、要がくれば戦力的には完璧ね・・・」
要と言う人物には心当たりがあったが、それ以外は才英には知らない名前だった。

「ってゆーかお前一人で充分だろ?そんなに人数いるか?」
おそらく現時点で最強の夜栄にしては弱気な発言だ。才英が100人束になっても多分、十秒で全滅だろう。「いや〜、実は今日は生理でさぁ」少し顔を赤くし、夜栄が話す。
「ま、あんたに女の苦労は解んないでしょうがね」
「男には男の苦労がある!それであいこだ!」
「あら、私、男の苦労も解るわよ。体内の電力が無くなると私、男になるもん」
「はぁ…?何言ってんの?ってゆーかこんな事話してる場合じゃないだろ!」
「そーね。それじゃあ、マコちゃんのとこ行こうか」
「で、鈴木さんの知り合いって凄いの?」
「吉良奈々子の能力は物理的攻撃を弾く『リフレクト』、六錠要の能力は超絶な速度と反応力を持つ『加速』、新谷絵里子の能力は念力で物体を動かせる『サイコキネシス』よ・・・それぞれかなりの能力だわ」
夜栄の敵わない相手と言うのに興味があったが、今はそれ所では無い。
「それに電力ならアタシが勝てるけど・・・場慣れしたマコちゃんはアタシより強いのよ・・・」

「あ…お前が戦力ダウンだとするとマズいな…」
才栄はつい三・四時間前の事を思い出す。
−いくら鈴木さんでも、さっき犯されかけた相手を助ける気にはならないだろうな…ほかに頼る相手がいない訳じゃないし−「どしたの?早くマコちゃんの所行こうよ?」
夜栄が訪ねてくる。
「いや、実は…」才栄が説明すると夜栄は

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