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香港国際学園
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園 12

…ああやっぱりフツーの学園生活はできないんだ…「私もそう『初めて』人を撃つときは緊張して動けなかった…」「…はい…?」一瞬の間を置いて、ドアが蹴り破られ、窓が叩き割られる。「ど畜生がぁ!」「ぶっ殺したらぁこのアマぁ!」安物の日本刀や中国製トカレフ拳銃を構えた男子生徒たちが、激しい罵声と共になだれこんできた…。
茜はCZ75を構えながら才英に言う。
「とっとと逃げた方がいいわよ・・・巻き込まれたくなければね」
現在、普通の女の子程度の力しかない茜では、普段の大口径銃は反動が大きくて使えない。
服を引っ掴み慌てて出て行く才英を横目で見ながら茜は引き金を引く。
無駄な抵抗で、数分後には抑え込まれ犯されるだろう・・・しかし、無抵抗でやられる気もなかったのだ。

逃げた才英はあるところに急いで向かった。
この状況で茜を助けれそうな自分の知っている唯一の人物の所へと・・・

その人の名前は、雨宮 夜栄(やえ)でえる。
彼女は自分が知る限りでは、超能力科最強である。
見た目はホントにふつうの女の子。別段スタイルがいいというわけではない。
彼女の能力は身体から電気を放つことだ。要は誠一と同じなのだが、才英は知らない。
だが誠一とは次元が違う。電気の容量が桁違いだし、最大電力も全然違う。0,2秒で像でも殺せるらしい。さらに電気マッサージが出来るくらい自分の能力を制御できる。
そして才英は夜栄の部屋に着く。
「夜栄っ!」
激しくドアを開けると
「キヤァッ!」
鉛筆が飛んできた。夜栄は着替え中だったのだ。
「うわ!スマン」慌ててドアを閉める。勿論こんな事をしている場合では無いのだが。
「もう!ノックぐらいしてよね。こっちはレディなんだぞ」
と、ドア越しに夜栄の声が聞こえてくる。

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