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香港国際学園
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園 107

誠一の部屋に連れてこられた才英・・・
誠一の部屋に集合したのは、誠一、誠二、夜栄、晶の一門衆。
そして、要、奈々子、恵理子・・・それと才英が知らない、顔のそっくりな男の子と女の子がいた。
「この子達は、南尾蒼士(みなおあおし)と美朱(みあか)・・・双子の一年生で、烏よ」
才英が来たので一瞬、眉を寄せた夜栄だったが、誠一が何も言わないので才英に2人を紹介した。
2人は本当によく似てる。
どちらも中性的な顔立ちで、童顔で小柄。ショートカットの同じ髪型で、美朱の胸の膨らみが僅かなので、制服でしか見分けがつかない。
2人は才英を珍しそうに見ていた。

「じゃあ、始めようか・・・」
部屋に結界を張り終えると誠一が声を掛ける。
全員が円形に陣取ると、夜栄が才英に声を掛けた。
「じゃあ、全部服脱いで」
「服?・・・って・・・ええっ?!」
「そう服・・・全て服を脱いで、お互い全て晒して会合するのが一族の慣わし・・・来た限りアンタもよ!」

才英は驚き、固まってしまうが、他の人間は当然のように服を脱ぎ始める。
夜栄が才英の服を引っぺがし、座らせるが、流石に才英の逸物は、女の誠一を前にしただけあって、見事に反応してしまっていた。
そんな才英に誰も咎める訳ではなかったが、才英は恥ずかしさと気まずさで股間を手で隠す。
だが、才英以外は誰も身体を隠そうとしない。
(ううっ!・・・困った・・・みんな可愛くて綺麗だけど・・・嬉しいけど・・・目のやり場にこまるよぉ〜・・・)才英のそんな思いに関係なく、最初に口を開いたのは要だった。
「主姫の事はおいといて・・・まずは刹那だな・・・これは長老達も懸念している事柄だし・・・」

「殺るしかないんじゃないか?使いこなせていないとはいえ『天剣天野群雲』の対と云われる剣、『鬼神刀闇烏』を継いでいるんだ、不安要素は早めに摘んでおくに限る、だろ?」
的を得ている誠二の言葉に意見をしようとするものはいない
「では早速部隊を編成して…」
「待って!!」
口を開いたのは才英だった
「なんとか・・・助けてあげられないかなぁ〜・・・」
「いくらなんでも・・・刹那は救いようの無い殺人鬼・・・助ける理由がないわ・・・」
夜栄の発言は至極真っ当な意見であるが、才英にとって殺し合いだけは避けたい事であった。
「じゃあ刹那に『封じ』を使って『鬼神刀闇烏』を回収しては?・・・才英君が同意させれれば、命は助ける・・・同意しなければ始末、と言う事で・・・」
何か考え事をしていた絵里子がそんな発言をする。
「『封じ』って?・・・」
「能力の全てを封印するんだ・・・もう二度と能力は使えなくなるから、能力者にとっては死に等しいね」
要が才英に説明する。
「刹那君を説得すればいいんだね・・・なんとかやってみるから、それまで待ってくれる?」
「うん、申し訳無いけど頼まれてくれるかい」
才英を見て微笑む誠一・・・才英はこの時、何故自分が参加できたのか悟った。
誠一は別に刹那を殺すつもりはなかったのだ。ただ、刹那の問題で一族の結束を乱す事はできないが、能力の封印なら双方納得できる。
才英が呼ばれた時点で、刹那の助命は誠一の中で決まっていたのだ。
絵里子の発言は、その辺りを察して出されたものであったのだ。

「多くの者に恨まれている刹那が素直に従うかな?・・・」
「まぁ、どっちに転ぼうと我々にとってそう問題ではないね・・・」
周囲の空気が刹那の助命に傾いた事に、才英はほっと安堵をしたのだ。

・・・その後、主姫の話になったが、こちらは相手の出方を見るしか対処法が無く、話もその辺りで落ち着くしかなかった。
全員お茶を飲みながら、相当くつろいでいるけど、才英は裸と言う事でまったく落ち着けなかった。
しかも、すぐ横には女の子になっている裸の誠一。圧倒的ボリュームのムチムチボディの愛くるしい女の子が裸でいるのである。
勿論、股間はビンビンに立っている。
視線を泳がす才英であったが、ようやく自分が誠一に見れている事に気がついた。
その視線は優しげなものであったが、才英は気恥ずかしさを感じてしまう。

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