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香港国際学園
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園 103

うおえええ…びちゃびちゃびちゃ…水気を含んだ不快な音の発生源。ベロベロに酔い潰れていたらしく、これでもかと寝ゲ○をブチかます銀城玲子。

「…うっうっ、刹那…」
今まで泣いていたいたのか目のまわりが赤く腫れている
「うおえぇぇぇ…」
そしてまた吐いた
なんかもう自暴自棄を絵に書いたような状態である
「おいおい…保健室の先生が健康を気にしてねぇって…だからオメェはエセ教師なんだよ」
「飲み過ぎた…幻が見える…」
銀城の目の前に男に戻った刹那が立っていた
「だ〜れが幻だ」
そう言い両側からほっぺたを引っ張った
「いひゃい!いひゃい!!」
パッと手を離した瞬間銀城が勢い良く抱きつき刹那を押し倒した形になった
「刹那…無事だったのか?生きてるんだよな?」
「ん…心配させちまったな」
「いいんだ、お前が生きていてくれれば…」
そこで銀城の口が刹那の口でふさがれた
「ん…」
口を離した後銀城に指輪が差し出された
「俺、こんな性格でオマケに命まで狙われてるし…」
心なしか顔が赤い
「普通の幸せはあげられないと思う、でも、でもそれでもいいのなら…」
刹那の言葉を最後まで聞く事なく指輪を取ると指にはめた
「最初からお前に普通の幸せを求めてはいないよ…」
「…すまんな」
そう言うと銀城を強く抱きしめた
「ただし、一人でなにもかも背負い込むんじゃないよ?刹那……もうお前は一人じゃないんだからな」
「あぁ…わかった」
刹那と銀城が愛を確かめ合っていた一方で、誠一達は恭介と体育館で、対峙していた。
「よく来た。どうやら、燵摩も霧江も役に立たなかったらしいが・・・、まぁいい。お前達には公主様の為に消えてもらう。」

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