更紗百人斬り! 3
「な、何? 柏木さん」
倉田君は私の顔の方へ少し身を乗り出してくる。
「苦しいの……リボン、解いて?」
私は訴えるような涙目で倉田君を見る。倉田君は焦ってたけど、意を決したようで私の胸元へ恐る恐る手を伸ばしてきた。
「ほ、解くね」
倉田君はたどたどしい手つきで私の制服のリボンを解いていく。真っ赤なリボンはスルリと私の首から抜け、枕元に静かに置かれた。
大役を果たしたかのように息をつく倉田君に、私は次の要求を突きつける。
「前……はだけさせて?」
倉田君は出来ない、と首を振るが、私はまた目で訴える。荒く息を乱すと、倉田君はようやく動いた。
「ご、ごめんね」
倉田君は、私の真っ白なシャツのボタンに指を掛ける。倉田君の指の震えが、伝わってくるみたい……
ボタンが外れていき、水色の下着に包まれたおっぱいが顔を見せた時、倉田君は慌てて視線を逸らす。しかしその時、期せずして倉田君の指先が私のおっぱいに触れた。
ほんの少し触れただけだけど、倉田君は静電気が起きたかのように素早く手を引っ込め、ものすごく動揺する。
「ごめんっ! わざとじゃ、いや、ホントごめんなさいっ! ボク……」
半泣きで平謝りする倉田君に、私は艶やかに微笑み掛けた。倉田君は不思議そうに、私の表情を伺う。
あまりに思い通りに踊ってくれる倉田君に、私は愛しさを感じ、大丈夫というように首を振る。
だって、これからなんだから……
「いいよ? もっと触って……?」
「えっ、あ……」
予期せぬ私の言葉に、倉田君の動揺はさらに大きくなったよう。視線は泳ぎ、思考も麻痺し始める頃合い。
私は大きく深呼吸をし、もう一度罠へと誘導する。
「ね?」
吐息混じりに誘う私の一言。多くは必要なく、これだけで十二分。今の倉田君にとっては。
倉田君の定まらない焦点が、私の顔、そして胸元へ降りていく。
いくら内気でも、彼も男。倉田君は覗き込むように私の方へ身を乗り出して来た。
「ご、ごめんっ。柏木さんっ」
倉田君はぎゅっと目を瞑り、私のおっぱいへ震える手を伸ばす。
倉田君の指先が、私のおっぱいに触れた。冷たい感触が、何だか心地良い。
倉田君は1回1回確かめるように、私のおっぱいを突っつき、もちもちの弾力を楽しんでいるみたい。
そのうち我慢出来なくなったのか、押し潰すように倉田君の掌がおっぱいを掴んで来た。
「わっ、すごっ……」
始めは制服越しに、そして下着の上から、倉田君の手の動きは段々と積極的になっていく。私のおっぱいを揉みほぐす度、倉田君は未知の感触に感嘆の声を上げる。