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後輩
官能リレー小説 - 学園物

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後輩 3

熱く湿った場所をいじらせながら亜美は艶っぽく微笑み、天音をしごき始めた。
「っく……!」
柔らかな亜美の掌の中で、天音自身はむくむくと膨らんでしまう。
「あ、亜美ちゃ……!」
「天ちゃん、気持ちいい?」
亜美はしごく手を早めた。
「天音君、大丈夫?何だか顔が赤いわよ」
なす術もなく亜美の手の中で射精しかけたその時、沙織が不思議そうに声をかけてきた。
「あ……す、すみません!ち、ちょっと、トイレに……」
亜美の動きが止まった一瞬の隙を縫って、天音は部室から逃げ出したのだった……。


トイレで真っ赤になりながらさっきの事を思い出す天音。
正直射精寸前で危なかった。それにしても大胆な亜美には正直驚いてしまった。
あんな事する子なんて思いもしなかったのだ。
なんとか気持ちを落ち着けて部室に帰る。亜美と顔を合わせるのは気まずいが、そうも言ってられない。

部室に帰ると、顧問の土屋千恵美が来ていた。
「天音君、丁度いいところに来たわ・・・これから夏の合宿の話をする所なのよ・・・」
手芸部も夏に海の近くの施設で合宿を行う。
運動系のクラブほど必要に迫れれていないのだが、秋の展覧会や文化祭の発表のための作品製作と部員の親睦のために、毎年2週間ほど行っているのだ。
千恵美は少し困った顔をしながら天音に言った。
「天音君も参加してほしいんだけど・・・今まで女の子しかいなかったクラブだから、行く施設は全部女の子と共用になるの・・・何とか調整するつもりだから・・・来てくれるかな?」
千恵美の言葉に部長の雫石瀬名が発言した。
「私たちは天音ちゃんだったらかまいませんわ」
そして全員が頷く。
その時天音は真っ赤になって俯いてしまったので、全員の異様な視線には気付かなかったのだ・・・

−そして、件の合宿初日……夜の風呂場。
お湯をかぶり、天音はぶるぶると頭を振った。
その様子はまるで子犬のようで、盗み見している者がいれば抱きしめたくなること請け合いである。
「うう……」
湯気で曇った鏡の向こうに映るぼんやりとした自分の姿を、天音は眺め回した。
どこをどう見ても、亜美があんな大胆な真似をして誘いかけてくるほど魅力溢れる姿とは思えない。
そんな物思いにふけっていたため、背後の扉が音もたてずにそろそろと開いた事に天音は気付かなかった。
その人は、いきなり背後から天音を抱きしめる。

「うへっ?!・・・」
ボリューム豊かな胸の柔らかさを背中で感じ天音は思わず声を上げてしまった。
「ふふふっ・・・夜の事で頭が一杯で気がつかなかったのかな、天音君・・・」
そう優しく耳元で囁いたのは顧問の土屋千恵美であったのだ。
彼女の言った『夜の事』とは部屋割りの事である。
手芸部は千恵美も含めて総人数10名、それが4人部屋2つと2人部屋に分かれて寝る。
天音は2人部屋で、もう一人はくじ引きで9人の女の子の中から順番に回るようになっていた。
まだ今日一緒に寝るのが誰か天音には知らされていない・・・勿論、それも気になる事だったのだが・・・
「だめよ、天音君・・・お風呂なんてのは大事なスキンシップなんだから、みんなで入らないと・・・」
「だっ!、だって、僕っ!・・・男ですよ!!」
真っ赤になる天音を抱きしめたまま千恵美はクスクスと笑う。
「知ってるわよ・・・天音君が男の子だってぐらい・・・」
千恵美の手は天音の下腹部・・・男のシンボルへと伸びる。
そこは男の子らしく、きっちりと反応していた。

「あっ!、先生っ!・・・」
「男の子だと・・・何が問題なのかな?・・・もしかして、子犬ちゃんの天音君が・・・狼さんになっちゃうのかな?」
そのしっかり自己主張する逸物を手で転がしながら、ボリュームたっぷりの身体を惜しげも無く天音に擦り付ける千恵美。
そうしていると、脱衣場の方がわいわいとにぎやかになってきたのだ。
「あらあら?・・・狼さんになった天音君に食べられちゃう、可愛い子羊ちゃん達がやってきたわね」
「ぼっ!、僕っ!・・・狼なんてなりませんっ!!」
真っ赤な顔で身を捩って抗議する天音だが、千恵美は相変わらず、優しくちょっと淫靡な笑みを湛えながら言った。
「駄目よ、天音君・・・男の子なら狼さんにならなくちゃ・・・」
千恵美に抱きしめられ身動きが取れず焦る天音の前で、無情(?)にも扉がガラガラと開いたのだ。

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