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痴女の世界
官能リレー小説 - 痴漢/痴女

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痴女の世界 6

どこまでも響く音と、どこまでも熱い火照りが僕をつつみこんだ。

え、僕?

自分の表現が変わっている。

ぼんやりとだが、どこか思い出してくる。

記憶。

頭がくらくらする。

抵抗?

怖いの?

でも、思い出さないといけない。

彼女との最初の記憶。

それは、僕たちの始まりの場所であり、

終わりの町。

そこで僕は意識を失った
某年 $:^年”#$日

ここは?

僕にとって、これは夢の中だとわかる。しかし、はっきりと過去に見た風景だ。
そうだ、あのプレハブ小屋の中。
さっきみた、裸の電球が湯気に揺られて揺らいでみえる。
前に見えるのは父だ。
よく剣道で目にするような着物に袴姿だ。
裾の感覚からすると自分も同じ服装をしているようだ。

奥で女性の呻く声が聞える。
僕たちはそこへ向かっている。

長い。

あの小屋の面積には不釣り合いな長さの廊下だった。

やっぱり夢か?

いや確かにここは長かった。
小屋はカモフラージュで実際には小屋に隣接している崖が洞穴になっているのだった。
防空壕か、城の抜け穴だかを利用した極秘の施設。
そこを僕たちは進んでいる。

何のために?


狂人。カベ…カベヘダ ケイスケ…をタオスタメニ

アル日を…境に、村の女性タチガ狂いダシタ。

あの男ハ、このムラを実験台ニシタ。

確かSDDシステム…といった。

村の上映会で、ストリップ小屋から借りてきた映写機でそのおぞましいものは公開された。

人妻も、子供も、すべての女たちがクルイダシタ…

タオサナケレバ。
タオシテ…どうする?
キク…彼女たちを戻す方法を、
彼に命令した本当ノ敵ヲ

広い廊下を終えた。
父がたすきをかける。刀に手をかけている

そしてキエタ…

残されたのは、僕だけだ。

あの狂人を倒せるのは、秘剣馬脚流を継承した自分ダケダ

扉を開けた。

僕はゼッキョウした。カイラクに落ちたチチヲ…そして

僕がコイシタ夏帆姉のスガタヲ

二人はツガッテイタ



あああああああああああああああああああああああああああああ

僕はゼッキョウしていた。



今でもはっきりと思い出すことができる。
暗い部屋の中で、裸電球が振り子のように揺れている。
夏帆姉に押し込む男の振動がギシギシと腐りかけの床を鳴らし、
それに揺られて電球が動いているのだ。
汗のむせこむほどに熱い臭気が漂ってくる。
夏帆姉の小さな体は揺れ、父は狂ったように彼女に覆いかぶさっている。
ふいに父と目があった。片思いの相手を奪い取ったというのにその瞳には、罪悪感はない。
男…いや…雄としての優越感がその瞳には宿っていた
狂っているなどという後ろ向きな感情はすでに僕にはなかった。
刀を引き抜くと一瞬で胴を払っていた。
馬脚流は特に剣を振り回したりしない。間合いに詰めるために独特な足運びを持ち、体幹の動きのみで刀を操作する
そのため、小柄な自分でも十分に振り回すことができた。
ましてや相手は冷静な理性を持たない。
決着は一瞬でついた。
もっともその打ち込みはみねうちではあったのだが
目から涙が止まらなかった

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