母子M奴隷 2
別荘に入るなり如何にもヤクザと言う風貌な男達がジロっと見るが一樹は慣れており、顔見知りの組員も居た。
「……またケツ掘ったのか」
「たまには母娘丼回してくださいよ……関さん」
「すまねぇなぁ、姐御がスキモノで」
一樹が話しているのはベテラン組員でインテリ系、何所かの商社に勤めていたがリストラに逢って水商売の世界に……一樹がショタ男優していた時から世話にもなった事がある。
「姐御は?」
「お楽しみの最中です」
部下の組員がコーヒーを出し、別の組員が寝室へと向かう。
「……随分とおそかったじゃないの」
「本業もあるもんでね……衣装の調達も大変だったぞ」
女性は大勢の組員が居るのも関わらずバスローブでリビングへと降りて来て、一樹が持って来たボストンバックのジッパーを開けた。
そこには小学女児が使用する衣類と小道具が入っている。
「ランドセルは使用感を出す為に別口で用意したのかい……」
姐御はケラケラと笑い先に届けられたダンボール箱からランドセルを取り出す。
「そいつはこの前の仕事の時に使っていた小道具だよ……」
「なんだい?持ち主は大丈夫なのかい?」
「……もう使わないからな」
一樹の言葉に姐御は全てを悟った。
そう……恐らくこのランドセルの持ち主は別の戸籍を与えられている可能性がある。姐御も学生時代に戸籍を変えた事があるのだ。
「じゃ、あの子を女の子に変えるわよ」
姐御はウキウキして階段を駆け上がる。バスローブからは背中に彫られた刺青がチラッと見えたが一樹は気にしない……。
三十分後、歩は女児小学生になり一樹も下半身のマグナムが暴発しそうになる。
「カズ坊、バスとエキストラの用意は?」
「完了しているよ……お前も出演したいのだろ?」
姐御は見た眼からして通勤するOLとなっていた。
「話が早いね?イイノカイ?」
「俺だけじゃ不安だからな」
一樹は背伸びして言う。
別荘の外に出て歩く……シーズンオフの平日とは言え定年リタイヤ組の優雅な別荘ライフを楽しんでいる光景の中で異様と思えるがこの別荘地は会員制で厳正な審査を有し、顧客の殆どが政治経済界を動かした人物とその一族だ……一樹がお世話になった人もいる。エキストラの中には別荘の会員も含まれており今か今かと歩の登場を待ちわびていた。
「おおっ、この子がとても男の子に見えないな」
「これは大月さん、元気ですね」
「もう大人の女を弄るには飽きタところじゃが……ほれ、スカートを捲れ」
歩は嫌がるが拒否されればどうなるか……震えながらもスカートをまくりあげるとショーツに半円形のテントが出来ていた。一樹は撮影用に眼鏡をかけ直す、普通に市販されている眼鏡に見えるがフレームには超小型カメラを備えており視線と同じ光景を撮影できる。
「なぁ、こやつは躾てあるのか?」
「基本的には……」
一樹はニッとする。上手くいけば借金返済が見込んでいた時よりも早く済むかもしれない。
エキストラはAV男優かここの別荘地のリタイヤ組でありラッシュ時のバスを再現する為の人材でもある。
「カズさん、本物は当たらないっすね」
「暫くしたら喰いつめた韓流ロリも扱うよ」
一樹は傍に居たAV男優と話しつつもバスに乗り込む。車内のカメラは異常無しで撮影がスタートする。セットのバス亭には女装された歩と姐御が立っておりバスの後部ドアが開いた。車内アナウンスを流して歩はバスの前部の通路に立たされた。丁度大月が背後に来る位置に……。