転生して・・・ 58
「綾乃も大きくなったら抱くの?」
「もちろんそのつもりだ」
沙菜の質問に俺は素直に答えた。
「妬く?」
「ううん。妬かない。たっくんが望むなら」
「綾乃が女の子を産んだらその子も孕ませる。そして女の子が生まれたならその子もだ」
半分眠りながら哺乳瓶をチュウチュウ鳴らしながら吸い続ける綾乃。そう遠くない日にこの口は淫らな舌使いを覚えて俺のペニスを音を立てて吸い上げるだろう。
そう思って硬くなるペニスを沙菜はズボンの上から撫でてきて硬さと形を楽しんでいた。
まだ出産の際の裂傷を縫った糸の抜糸が終わって間もない。SEXにはあと少し時間が必要だった。その日を楽しみにして沙菜は手と口で楽しむのだった。
そして数日後・・・
瞳から冴子が家に招いてきたと報告があった。
勿論、瞳にもOKして日にちは打ち合わせしろと言ってあるから、事後報告ではある。
そしてその話と多少の彼女たちの事を沙菜にも説明しておく。
俺の話を聞いた沙菜は少し考えてからこう言う。
「冴子ちゃんと涼子さんをたっくんは欲しい訳ね・・・」
ちょっとした話で俺の考えを理解したようだ。
瞳や由美もそうだが、肌を重ねた女は勘がいい。
「ああ、そのつもりだ・・・それに涼子は元AV女優で楽しめる・・・」
「え、そうなんだ・・・興味あるわそれ」
食いついてきた沙菜に俺は貯めていたデータの中から涼子の映像を見せてやる。
あの最後の作品・・・
ボテ腹を晒しながら何人もの男優と交わっていくものだ。
「すごいわ・・・お友達になってみたいわ・・・」
「何だ?、輪姦に興味あるのか?」
「違うわ、たっくんを喜ばせるテクを色々教えて欲しいからよ」
映像を見て喜々とする沙菜。
そして何かを思いついたように俺にこう言う。
「涼子さんの事は私に任せて貰える?・・・どうにかできそうだわ」
「ああ、どうする気だ?」
「えっと・・・時間がちょっと必要だから少し冴子ちゃんと仲良くしててくれるといいな・・・」
「・・・ああ、分かった・・・そっちは任せる」
乗り気な沙菜に任せてみてもいい気がした。
と言うか、信頼して任せれる人間だ、沙菜は・・・
そして次の日、俺は冴子の招きに応じて瞳と共に佐々木家に行く。
「いらっしゃい、待ってたわ」
「おじゃまします」
丁寧に満面の笑みの涼子に頭を下げる。
この時間にいると言う事は休んだのか早退したのか・・・
彼女は冴子を何としてでも中学受験させたいから、俺達みたいな『優秀な友達』が冴子に欲しいのだろう。
はっきり言うと、もう少し冴子の学力が上がれば、上のランクの学校が視野に入るし、そこは学費が今のランクより安くなるのだ。
必死になるのも無理は無い。
その涼子の横で冴子は所在無げな表情であった。
これも仕方あるまい。
「佐々木さん、まず宿題済ませてしまおう」
「あ、う・・・うん」
俺は彼女の様子を気にする風も見せずにそう言って家に入ると、ダイニングテーブルに宿題を並べてやり始める。
この辺りはほぼ毎日、瞳ともやっている事だ。
セックス漬けの怠惰な生活を送っている訳では無い。
俺が求めてるのは性奴隷じゃない・・・
性生活と実生活のパートナーだ。
それを維持するためには将来稼げる人間にならねばならないし、瞳もそうあらねばならないと思っている。
だから勉強はおろそかにしないのだ。
それが分かってる瞳も宿題にかかる。
この程度のレベルなら瞳も何も問題無い。
冴子と共に俺よりやや遅れて宿題を終わらせた。
「毎日こうしてるの?」
「ええ、瞳と宿題し終えて、予習もしてます」
「遊んだりはしないの?」
「問題集をクリアするのもいい『遊び』ですよ」
俺が一息ついた所で涼子が聞いてくる。
勿論、俺はそう思ってやってる。
瞳は最初はそうで無かったし今もまだそんな感覚じゃ無い。
だが、クリアして正解率が高いと、俺からご褒美が貰えるから頑張っているのだ。
ただ、冴子と俺が絡みだしてから、瞳も変わりつつあった。
初めてできたライバルと思ったのかもしれない。
だから俺にとっては冴子は都合のいい駒だし、性格は難があっても水準を遥かに超える美少女だ。
もっと優秀になれるだろう・・・
頭脳も肉体も・・・
俺達が予習に入ってるのをニコニコと見る涼子。
その問題集はいつも冴子が使ってるものより難度が高いのを選んできた。
瞳はこれを解けるようになってきたが、やはり予想通り冴子は詰まる。
「ここは、こうやって考えてみたらいい」
「・・・あ」
やり方を教えると理解は早い。
地頭だけなら瞳より上だろう。