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愛玩学園『孕女制度』
官能リレー小説 - 孕ませ/妊婦

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愛玩学園『孕女制度』 2

竜太の言葉に大地は血相を変えて許しを請う。
その懸命さはまるで弱みを握られ、不良に搾取されるカモのようだ。
だが大地にとって竜太は脅迫者なんて生やさしいものではない。
自分が生きるために絶対欠かすことのできないパートナー。生殺与奪の権利を持つ絶対の支配者。
そんな中2病的なフレーズの存在だった。
『孕女制度』が施行されて数年。
いくら人類絶望を回避するためとは言え、こんな理不尽な制度についていけないものは今なお数多く存在する。
だが抵抗勢力をいちいち説得している時間などとうに失われていた。
そこで世界は圧倒的な力をもって抵抗勢力をねじ伏せることにした。
すなわち『孕女制度』に逆らうものを調教し、男の子種なしには生きられない人間以下の存在に変えてしまうことにしたのだ。
これにより反抗勢力は急速にその勢いを弱め、人類存続の可能性は少しずつ増えつつある。
御門大地も世界に逆らい、人間以下にさせられた者の1人。
彼女は今、溝端竜太の奴隷となることで、何とか人間らしい生活を送らせてもらっている立場にある。
「そのあたりで許してあげて、竜くん」
竜太の隣に座る少女がそう言うと、竜太は舌打ちしながら大地に『もういいぞ』と言った。
そして少女に向き直ると、ちょっと拗ねた表情を見せながら言う。
「だったらマリーが落とし前つけてくれるんだろうな?」
恫喝とも取れるそんな言葉にも彼女はにっこりと笑う。
その笑顔に不機嫌な顔の竜太の顔が自然と綻び、自分でもそれが分かったのか慌てて厳しい顔を作り直す。
横で見ておる大地すら見とれてしまう程の笑顔・・・
美しいとか言うレベルを通り越したような美少女であった。

ハーフらしき顔立ちで甘い栗色の髪は長く美しく、顔立ちも女神のよう。
相当大きな胸と抜群のスタイルをしているが、長いスカートとタイツ、胸元すら見せないきっちりとした着こなしで殆ど肌の露出がない。
男装の大地もかなり変わった存在だが、彼女のように露出の殆どないのも珍しい。
殆どの女は裸やそれに近い露出なのが普通な世の中である。
露出が無いだけでなく、大地は彼女の裸を見た事が無い。
他の竜太の女とは裸はもとよりセックスすら見ているし、フェラチオなんかも彼女たちの大事な日課だ。
だが、この美少女・・・

溝端マリアンヌだけは裸はおろか竜太とのセックスやフェラチオすら見た事が無い。
それは大地だけでなく竜太の全ての女がそうなのだからある種異様な関係だった。

そして、この竜太の反応である。
傍若無人な暴君も彼女の前ではちょっと強がる男の子になってしまっている。
『落とし前』と竜太に言われ微笑んだマリアンヌは、彼に顔を近づけると頬にキスをする。
「はいっ!」
ニコニコ笑ってそう言った彼女に、竜太の毒気が抜けていくのが分かる。
ベタ惚れ、そう言ってもいいぐらいの反応だ。
「あ・・・ありがとう・・・」
小声でマリアンヌにお礼を言う大地に、彼女は大地すら真っ赤になるぐらい魅惑的なほほ笑みで返す。
「竜ちゃんはああ言うけど、大地ちゃんの事が好きなのよ」
「マリーっ!!、余計な事いうなっ!!」
竜太が怒っても彼女は微笑むだけ。
正妻・・・
竜太の女達はマリアンヌをそう呼ぶし、確かに唯一の溝端姓でもある。
それだけでなく、彼女はそう言われるだけの関係を竜太と持っている。
まだ竜太の女にされて浅い大地もそれは見て取れた。
運動はやや苦手だが、勉強・ルックス文句なし。性格だって悪くない。
あの気難しい・・・というか不器用な性格の竜太を手玉に取っているのがいい証拠である。
しかし。それだけに大地たちにはどうしても理解できないことがある。
こんなすごい美人がいるのに、2人ともキス以上のことはしないのだ。
一緒の風呂に入ることもある、同じベッドに入ることもある。
なのに竜太は手を出さない。隣で自分たちがHしている間も、マリアンヌは優しく微笑むだけで竜太を求めない。
竜太の奴隷、側室、愛人に当たる大地たちは不思議に思って聞いてみたが、本人たちは何も答えない。
仕方がないので大地たちは様々な推測を立ててみた。
マリアンヌが子供のできない身体であるとか。
実はマリアンヌは男、もしくは両性具有であるとか。
竜太は不能だなんてありえない推測までした。
もちろんマリアンヌは正真正銘の女で、子供だって産める。
竜太だって不能ではない。そもそも不能だったら、とっくの昔に大地たちは発狂して死んでいる。
ではなぜマリアンヌは大地を求めないのか?
大地はマリアンヌにだけ手を出さないのか?
すべては秘密のヴェールに覆われ、誰一人真実を知らない。
大地から見た竜太は性欲の塊で、女を抱かない竜太が想像できないだけに彼女の存在が信じられなかった。
しかしマリアンヌばかりが特殊な事情ではなく、大地を始めどこかしらに問題のある者達ばかり竜太の女となっている。
他人の肉便器だったり妻だったが捨てられた物や、性格的に問題があり、公的な肉便器調教受けた者。
彼はそんな女達を次々と自分の女にしていき、呆れるぐらいの無尽蔵な性欲で犯すのだ。
故に竜太には、『悪食』やら『廃品回収』やらと余り良いとは言えないあだ名があるぐらいである。
だから大地に言った『俺の所に来る様に云々』は恐らく本心であろう。

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