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村の花嫁
官能リレー小説 - 孕ませ/妊婦

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村の花嫁 6

文句を言おうとした相手が外からの人間だと知った男は、あわてた様子で彼女の手綱を握る桜に詰め寄る。
「す、すみませんっ。で、でもこの人がやってきた4人は自分の知り合いかもしれないって・・・!」
「ぬぁにぃっ!?そ、それはホントだっぺか!?」
「それを確かめるためにさくらちゃんに無理言ってここまで来たのよ!
 だから外から来たって言う4人に会わせて!会わせてくれるなら何でも言うこと聞くからっ!」
「な、何でも・・・!?よ、よしわかった!オラに全部任せろっ!
 みんな、すまんがちょっくらどいてけろ!会わせたい人がいるんだ!」
恵美の頼みを聞いた若い男は、他人の迷惑も顧みず、無理やり行く手を阻む人垣をかき分ける。
そうしてようやく人の壁を抜けた先には。
彼女の予想通りサークルの4人の仲間たちが驚いた様子で恵美を出迎えてくれた。
「みんなぁ!!」
「え!?」
「め…恵美!?ウソ!?マジで!?」
「恵美ちゃん!無事だったんだね!」
「…てゆうかあなた、何で縛られてんの!?しかも裸で!」
「…へ?あぁ…これは、そのぉ…」
実は恵美、風呂から脱走してそのまま捕らえられて縛り付けられたので全裸のままだったのだ。
恵美は何と言ったら良いのか判らなくなってしまった。
というか、ここでテキトーな事を言って誤魔化した所で、皆の運命は決まっているのだ。
それならば、いっそ…
恵美はさくらとの約束を破った。
彼女は大声で叫んだ。
「みんな!!今すぐ逃げてぇ!!この村にいたら村人達にレイプされて子供を産まされちゃうの!!この人達全員私達を一生村から出さない気よ!!」
村人達は慌てた。
「うわあぁ〜!!?こ…このバカタレがぁ!」
「何て事を言うんだべ!?」
「止めろ!止めろぉ!」
村長の権兵衛は村人達に命じた。
「早くその女を連れて行け!!!」
「「「おうっ!!!」」」
村人達は一斉に恵美を取り押さえに掛かった。
「いやぁ〜っ!!?離しなさいよぉ!!このレイプ魔集団〜!!」
「黙れぃ!!」
「このアマぁ!助けてやった恩を仇で返しおってからに…!」
「やだぁ!!みんなぁ!!お願いだから早く逃げてえぇ〜っ!!!」
恵美は必死に抵抗したが大の男が複数で取り押さえに掛かったのでアッという間に再び捕らえられて元の部屋へと連れ戻された。
一方、恵美の友人達は驚きの余り、ある者は恐怖に震え、すすり泣きながら、またある者は呆気に取られて呆然と、逃げる事も出来ず、ただただ立ち尽くしている事しか出来なかった。
一段落して権兵衛は女達に言う。
「ふぅ…皆、驚かせてしもうたのう。あの娘はどうも頭を打ってしまったようでな、まだ錯乱しておるようじゃ」
「で…でも、どうして裸で縄で縛る必要があるんですか…?」
四人の中では一番年上の先輩が震えながら尋ねた。
「…縛らねば暴れるので仕方なくじゃ。服は本人が脱いでしもうた」
「「「「……」」」」
とても納得のいく説明ではなかった。
別な一人が恐る恐る、仲間にしか聞こえない小声で囁く。
「や…やっぱり恵美の言ってた事の方が正しいんじゃ…」
「ウォッホン!」
「「「「…っ!!」」」」
権兵衛の咳払いに四人はビクッと身を強ばらせる。
聞かれただろうか…?
権兵衛は四人の女達を代わる代わる見ながら言った。
「…お前さん方は実に運が良い。これから吹雪になるぞ。この季節この辺りは荒れてのう…いったん天候が崩れると三、四日は吹雪が止まんという事も珍しくない。まあ、死にたくなければゆっくり休んで行くが良い…」
そう言われれば四人は従うしか無かった…。

一方の村人たちは焦っていた。
本来なら時間をかけ、ゆっくりと彼女たちの理解を求めていくつもりであったが、先ほどの恵美の一言で4人の女たちはこの村に不信感を持ってしまった。
ヘタをすれば彼女たちも恵美同様、無理をしてでもここから逃げ出そうとするに違いない。
村から出ることができないので逃亡の心配はないが、彼女たちは次世代の命をはぐくむ大事な母体だ。
死んだり怪我したりする事態は何としても避けなければならない。
村長の権兵衛は考えに考えた末、ある結論を出して近くの村人にある指示を飛ばした。
「おい。急いで神社に行ってお神酒を用意して来い。
 こうなったら多少乱暴な手段を使ってでも連中をこの村にとどまらせる」

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