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処刑クラブ
官能リレー小説 - アブノーマル

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処刑クラブ 1

ここは生命尽きる瞬間に、魅了されてしまった者達が集まる秘密クラブ。
最高の瞬間を見届ける者、最高の瞬間を提供する者、それぞれの欲求を満たす為、今日も彼らはこの秘密のクラブへ集まって来るのであった。
それではご覧頂こう。

医療技術の発達で、人はほぼ寿命を全うするまで死ななくだった。
だがそれは、特殊な性癖を人類に広めさせるきっかけにもなってしまった。
俺の名は神保マサト。
表向きは、蘇生再生医療の医師と言う事になっているが、実際はその技術を買われ、この秘密クラブでゲストの修復を手掛けている。
さて、今日も死の刺激に魅せられた狂人達が集まってたぞ。

「今宵も等クラブをご利用いただきありがとうございます。
 今夜も素晴らしい命の散り際をご堪能ください。」
舞台上で司会が挨拶を行っている。
いつも通りの流れだ、皆これから見られる光景を楽しみに、今か今かと待ち侘びている。
「さあお待ちかね、本日最初に命を散らしてくれるのはこの方だ!」
ようやくゲスト様の登場だ。
司会が舞台上に招き入れる。
コツコツと舞台袖から人が姿を表す。
舞台の照明に照らされ、次第に姿がはっきりとしていく。
少年と少女のカップルだ。
「ようこそ処刑クラブへ!
 それでは自己紹介と死に方を教えてください。」
「菅原大樹、高校生だ。」
「一条かなえです、大樹とは同級生で恋人です。
 アピールポイントは大樹も大好きな、ムチムチおっぱいです。」
かなえと名乗った少女は、自分の胸を服の上から持ち上げてアピールする。
ほぉ…自信たっぷりアピールするだけあって、なかなか良い物を持ってるみたいじゃないか。
「ふむふむ、お二人は恋人同士なのですね。
 ではでは、初エッチは何時どこでです?」
司会が遠慮の無いセクハラ質問を飛ばす。
「初めては半年前で、私の家のお風呂場でした。
 大樹ったらがっついちゃって、初めてでまだ濡れて無い私のおまんこに無理やり挿れて来ちゃったんですよ。」
「おまっ!そんな事はバラさなくていいだろ!」
「え〜、その後も痛がる私を無理やり犯し続けたり、ゴムが無くなったのにヤり続けて中出ししちゃったりとか、鬼畜の所業繰り返したくせに〜」
「むぅ……」
一旦は怒った彼氏だが、事実が事実だけに、それ以上怒れ無くて黙ってしまう。
「鬼畜な彼氏さんですね。
 それではエッチも毎日なのでは?」
「ええ、あの日から毎日場所も選ばず求めて来ちゃうんですよ。
 そのせいで私ついにこの間、妊娠しちゃいました!」
「おやおや、酷いパパですね。あたな。」
もう彼氏の方は反論する気も無いようだ。
そっぽを向いている。
「それではそんな事ラブラブ鬼畜カップルが、これから披露してくれる死に様は何でしょう!」
「はい、機械で首を絞められながら2人で腹上死します!
 上手に絶頂しながら死ねる様に頑張るので見てください」
「うっす、頑張るッス」
「なかなかのチャレンジャーですね。
 これは2人の呼吸が合わないと上手く揃いませんよ!
 では機材搬入しますので、その間お二人は支度の方をお願いします。」
司会の合図で後ろの幕が一旦閉まる。
裏方さんが、今頃せっせと必要な物を設置してくれているのだ。
うちの裏方は優秀なので、ゲストが求める物を殆ど用意してみせる。

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