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喫煙乙女
官能リレー小説 - アブノーマル

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喫煙乙女 1

初めて性的興奮をもよおした事象が、そのひとの性癖になるという。だとすれば俺はどんな女の人がタバコを吸う姿をみて、初めてオチ●チンを固くしたのだろうか。
俺は物心ついた時から、きれいな女性がタバコを吸う姿を見るのが好きだ。好きなだけでなく、オチ●チンがくすぐったくなって固くなる。
幼稚園に入る前、デパートの入口の灰皿のあるホールで、髪の長いきれいな女性がタバコをくわえて煙を吹きだすのを見てオチ●チンが固くなった。しばらくその女性を見つめていたから、危うく迷子になるところだった。
だけどその頃は、オチ●チンが固くなることにとりたてて意味は感じなかった。
幼稚園児になってからだ。俺はおばさんに連れていってもらった喫茶店でチョコレートパフェを食べていた。そしたら隣のテーブルにいたきれいな女性が二人、タバコに火をつけて吸いはじめた。俺のオチ●チンはムズムズと固くなった。その時俺は自覚した。タバコを吸うきれいな女性を見ると起きるオチ●チンの反応は、ヌード写真を見た時に起きる反応と同じだと。
しかし同時に俺はおばさんの不満を耳にした。
「何なのよ、若い子がおなごだてらにタバコ吸って…」
そうなのだ。昔も今も、タバコを吸う女性に対する人々の視線は同じなのだ。
「母となる身の若い女性が、タバコを吸うなんてけしからん!」
に始まり、
「どんな美人でもタバコ吸ってたら、恋愛対象としては見られない。」
「タバコを吸う女はオマ●コが臭い。」
とまで、さんざんなこき下ろしようだ。まだガキだったけれど俺はおばさんのこの一言で、
「きれいな女性がタバコ吸ってるのを見るのが好き」
などとは、公言してはならないようだと感じとったのだ。

そんな俺のせいか、オ●ニーを早く覚えてしまった。幼稚園に入る前から、パンツの上からオチ●チンをもんでる所を母に見つかって、厳しく叱られた記憶がある。

オ●ニーをする時に俺が思い浮かべるのは、「喫煙乙女」だった。
ここで「タバコを吸っている、若い女性」をこの「喫煙乙女」という四文字にまとめておく。
テレビドラマでチラッと見た喫煙乙女、母が読む婦人雑誌のさし絵に描かれていた喫煙乙女、ひとりお留守番していて、ふとそんなものを思い出すとムラムラとしてきて、パンツの上からオチ●チンをいじって快感を得ていた。

幼稚園に入ると、俺にはおかしな妄想力がついた。
同じ組のかわいい女の子をジッと見ていると、その子が喫煙乙女になって見えてくるようになったのだ。
母といっしょにお買い物に行って、同じ組のカナちゃんと会った。
母が「こんにちは…どこへ行ってきたの?」なんて聞く。
カナちゃんが「ピアノのおけいこに行ってきたの。」と答える。
そんなカナちゃんを見つめてるうちに、俺は妄想してくる。
おうちに帰って、ひとりピアノに向かって、タバコを吸いはじめるカナちゃんを。
俺の心の中に思いうかべる喫煙乙女は、低年齢化が進んでいたのだ。
そんな妄想を描いていると、母にお小言をいわれた。
「みっともない…何ニヤニヤしてるのよ。」

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