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ダークヒーロー
官能リレー小説 - アブノーマル

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ダークヒーロー 3


まずは手始めに、学園があるこの街を、俺の物へと変えてやろう。
俺は世間への宣戦布告の為に、幹部達と全戦闘員を連れついに地上へと侵出した。
予め街中に仕掛けて置いた転送装置から、駅前広場を選び俺達は姿を現す。
突然現れた俺達に、一般人は奇妙なモノを見るかのように、釘付けになる。
そこに間髪入れずに戦闘員の攻撃が飛ぶ。
賑やかな駅前広場に爆発音が響き渡った。
誰かの悲鳴をきっかけに、一般人達は一斉に逃げ始まる。
俺はこの混乱の中、部下に持たせたカメラに向かい、宣戦布告を始まる。

「我々は、地獄軍団。
この世界を、我が物とするために今、立ち上がった!
抵抗は無駄だ、我にひれ伏し服従せよ!!」

俺の宣戦布告は公共の電波を乗っ取り、全国へと放送された。
戦闘員達はその間も街を攻撃し続け。
爆発音と悲鳴が止むこと無く響き続ける。

「クックク…凡人共よ逃げ惑え!
我らへの恐怖を、その身にしかと刻むがいい!!」
「ヘルカイザー様、作戦は成功ですね。
私達、今注目されてますよ」

逃げ惑う人々を前に満足している俺に、ネットを監視させてたヘルスカイこと、アリスが報告する。
俺達の組織のお披露目は、大成功したと言えるだろ。

「そこまでよ!」

騒音の中その声は突然、俺達にぶつけられた。
いい気分に浸っていた俺を、邪魔する者が現れたのだ。
煙りの向こうから奴らは姿を現した。

人影は5つ、巫女服をベースにした、戦闘服を身に着けた女性達だった。
彼女達は皆、その顔を隠す為かキツネの面を付けていた。
そしてその内の1人、真ん中に立っていた女性の面は、他の4人に比べ細工が細かく、リーダー格であることを示していた。
どいつもこいつも顔は分からないが、スタイルの方は悪く無さそうな印象を持てた。

「これ以上の破壊活動は私達、地域防衛隊ミコレンジャーが許さないわ!!
行くわよみんな!」

ミコレンジャーと名乗った正義の味方は、俺の部下達へと攻撃を始めた。
「ぐえっ!?」
「ヒギッ!?」

ミコレンジャーの力は中々と強力、リーダー格のミコレンジャーの力は、圧倒的で、合気道を軸にした格闘技を駆使し、襲い来る戦闘員を蹴散らし、何らかの不思議な力で一掃している。
更に他のミコレンジャーの4人も、戦い方こそ素人だが、リーダー同様に何らかの不思議な力で強化されているようで、数で勝る戦闘員達を相手に善戦している。


成る程、少しはやるようだ少し遊んでみるか。
俺は近場にいた白レオタード戦闘員を呼び寄せた、まだあどけなさの残る容姿の美少女だ。
誠に残念だが彼女には死んでもらう、ちょっとした余興の為に短い生涯を終える、美少女戦闘員に相応しい最期を迎えるのだ。
ここに取り出したのは、簡易怪人化アンプル、戦闘員を怪人に変化させる薬で投与すれば、個人差はあれど必ず絶命する劇薬だ。これを彼女に投与する。

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