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変わりゆくキミと
官能リレー小説 - 寝とり/寝取られ

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変わりゆくキミと 2

道中の何でもない会話も久しぶりのデートのようでドキドキする。娘が生まれてから二人っきりの時間はかなり減ってしまった。もちろん家族3人での生活は充実している。
でも、恋人通しの時間をもっと楽しみたかったっていうのも正直ある。
会場についたが市内全体での式なのでやたら人数が多いが知った顔は見かけない。ヤンチャそうなヤツらが騒いでたりもするしでなんだか疲れる。
学生時代の交遊関係を考えれば、こういうヤツらが来るのが分かっててわざわざ来ないタイプが多かったよなぁ。
なかが良かった友達はみんな進学で働いてる僕とは時間が合わず自然消滅だから、久しぶりに会えたらなぁなんて思ってたけど。


式も終わってまだ昼過ぎ。「どうしよっか?」なんて話していると…

「あれ?フミちゃん、ケイくん?」

1人の女子が話しかけて来た。

「ワタシよワタシ。ノアだよ〜」

声の主は大嶋望愛(オオシマノア)。中学校の同級生で僕や文乃と同じ読書部の部員だった。

「わ〜、懐かしいね〜」

久しぶりに気の合う友達と会い文乃のテンションが珍しく上がる。普段は育児で友達付き合い減っちゃってるもんなぁ。昔話も盛り上がり。飲みに行こうと盛り上がる。
とりあえず、振り袖も疲れるし着替えて集合することに。
普段着に着替えて集合場所に行くと。彼氏の車に乗った望愛が待っていた。

「来た来た〜。たっくん、フミちゃんとケイくんだよ〜


「お〜。懐かしいな。」

望愛の彼氏の榎本拓実(エノモトタクミ)も中学の同級生。正直、あまり関係がなかったけど同じクラスになったことはあるので何となくは覚えている。

「久しぶり〜。」

「あ、うん。久しぶりだね。」

どこかぎこちない文乃の返事に意味があった事はこの時の僕にはわからなかった。

まだ夕方だし。居酒屋も成人式終わりの団体の予約で結構埋まってるらしい。穴場があるからとの事で拓実の車で向かってる。

車は市街地を走り抜け山の方へと走っていく。
山の裾野の一角、そこはお城のような建物が並んでいた。
ラブホ街なんて地元でも呼ばれてるエリアだ。
悩む様子もなく車はその中の一件に入っていった。

ロビーに入ると望愛と拓実は慣れた感じで部屋を決め鍵を受けとると4人で同じ部屋に入った。

「ここラブホなのに料理も美味しいんだよね〜」

部屋に入るなり、望愛は備え付けの受話器を取りルームサービスを頼む。

小一時間、昔話で盛り上がるってると話題は恋バナなっていった。

「まさか、ケイとフミちゃんが結婚してたなんてな〜。俺の初恋もフミちゃんだったから羨ましいよ。」

「もう、今カノの前でそういう事言う?」

「バーカ、昔の事だから言えるんだろ?」

拓実と望愛がのろけ始める。

「でも、ノアちゃんとたっくんが付き合ってるのも意外だったよ?」

確かに望愛は文乃以上に本の虫な地味系女子だったし。拓実はスクールカースト1.5軍ぐらいのノリのいいヤツだった記憶がある。
そんな二人けど、たまたま同じ高校に進み、高校デビューで垢抜けた望愛に拓実からアタックして付き合ってるらしい。

「そうそう、この写真が高校の時のノア」

拓実が見せるスマホの写真は今からも中学の時からも想像できない日に焼けたギャル姿のノア。
さらに写真をパラパラと先に進めて行くとだんだん写真が際どくなって行く。海のデートの写真はすらりとしたモデル体型のノアが黒いビキニでポーズを決めている。
そして、キス写真が出てきた。

「おっと、ここまでだな。」

拓実はスマホをズボンにしまう。

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