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幼なじみの従妹
官能リレー小説 - 寝とり/寝取られ

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幼なじみの従妹 15

満足げたが、その瞳はどこまでも冥い・・・
冥い炎が宿る瞳で天音は美代子に優しくもどこか狂気を孕んだ笑みを向けた。
「うん・・・私っ、私っ、何でもするからっ!・・・健一君に全て捧げるからぁっ!!」
墜ちきった幸せそうな表情を健一に向け、美代子は女の幸せに啼く。
「俺で良ければ、美代子を少しでも幸せにしてあげるよ・・・」
健一は美代子を抱きしめ唇を重ねる。
自分の全てをかけてその身体を愛することしかできない健一だが、それこそが健一最大の武器だった。
その健一に抱きしめられ、身も心も捧げてしまった美代子は、もう他の男では満足できないであろう・・・
彼女の横でそれを見る美香は先に墜ちた女として、彼女に複雑な表情を見せる。
「美代子ったら蕩けきっちゃって・・・健君はアホザル以上のワルよ」
そう言う美香の表情も蕩けきったものであるのだが・・・
美香はこの街の風俗嬢の中でもトップクラスの美貌の持ち主だ。
ヘルス嬢ならアリサ(天音)、ソープ嬢ならミク(初美)、そしてストリップ嬢ならレイカ(美香)と言われるこの街の風俗嬢のトップだ。

モデル顔負けの美貌とスタイル、知性的でクールなお姉様として人気を誇る彼女に今はその面影はない。
一人の男に恋する甘い女の顔だ。
クールさの欠片もなく、知性すらもかなぐり捨てた蕩けた顔だ。
「あたしはワルな健君に全て捧げて、もう健君のメスだけどね・・・」
そう言って笑う口元に当てられた手に光る指輪・・・
彼女は人妻、それもあの純吾の妻なのだ。
かつてはちょっと小うるさい委員長タイプの女の子で、村の男の子達が相当苦手にしていた子だった。
だが健一や純吾はさほど苦手意識はなく、特に純吾は何かと美香にちょっかい出していたぐらいだ。
それは子供ながらの愛情表現であり、今思えば当時の純吾は美香に恋心を抱いていたようだった。
だが、そんな淡い恋心は美香に届かず・・・
街の高校に通う頃になると、美香は優等生の先輩に惹かれるようになる。
その事に焦燥する純吾に悪魔の囁きが聞こえた。
サル吉がこう言ったのだ。
『あのいけ好かない女をマワそうぜ』と・・・

そう、純吾は美香を得る為に悪魔に魂を売ったのだ。
美香の純潔を散らした凌辱の場には純吾もいて、彼女は彼にも激しく犯された。

それぐらいで屈服する美香でなく、犯されながらも最後まで抵抗するぐらいであったがそれでも構わなかった。
本命は美香の母親であったからだ。
母子家庭で互いに助け合って暮らす母と娘・・・
その絆すら彼は利用する。
その頃から人を屈服させる術を身につけつつあったサル吉は、美香の母親を手籠めにしようとしていたサル吉の親父、通称ゴリ蔵こと権田幸蔵と美香の凌辱をネタに母親を呼びつけて 『娘がどうなってもいいのか』 と脅して手籠めにさせた。
それを使って再度美香を脅したのだ。
『母親がどうなってもいいのか』と・・・
それにはもう屈服せざるを得なかった。
美香はサル吉の肉便器とされ、権田家が経営するストリップ小屋でも働かされた。
それだけでなく、純吾も『いずれ美香をやる』と囁き悪事に加担させた。
純吾はサル吉の所で必死に働き、片腕となるまでになり美香を得た。
母はゴリ蔵の愛人となり、自分はサル吉に孕まされて全てを諦めきった美香は純吾の妻となり、彼にも孕まされて二児の母となりながらもストリップ小屋で働いた。

純吾はサル吉の片腕となり美香を得て、それなりの地位は得た。
しかし、かつての面影はなく、聞いていたものの変わり果てた姿に健一も驚いた訳である。

一方、諦めて純吾の妻となった美香だったが天音に紹介されての健一との再会・・・
当時はそこまで深く関わらなかったが、懐かしさに会話が弾む。
会話が進んだ後、天音がこんな話を切り出したのだ。
『お客さんとしてでいいから健一君の手ほどきをしてほしいの・・・』
純吾の妻となったものの、サル吉の肉便器には代わり無い立場であるし、お客さんに求められてそう言う行為もありうる仕事だ。
それに健一ならいいか的な感じて引き受けた美香だったが、それは彼女にとって蟻地獄の入り口だった。
健一と抱き合い、愛欲のセックスに墜ちてしまった・・・
蟻地獄のように抜け出せぬ愛欲に絡み取られ、初めて女の幸せを知った。
知らぬ間に自分から男を求め腰を振ったのも初めてだった。
もう、彼女の中ではサル吉や純吾も只の肉バイブと化し、健一に身も心も捧げる事が生き甲斐になってしまった。

こうして墜ちてしまって今に至る美香は、健一しか見せない甘く蕩けきった表情で彼に寄り添う。
「純吾君放っておいていいのかなあ?、みーちやん」
そう言うのは初美。
その初美に露骨に嫌な顔する美香。
「あんなのどうでもいいわ!、今頃どっかの女にまだチ○コ突っ込んでるわよっ!」
あの場にいながら純吾の相手はしたものの、『気分良くない』と言って他の女をあてがったのは美香自身である。
旦那の浮気に怒ってるのではなく、心底どうでもいいのだ。
「折角健君と一緒にいるのにぃ・・・」
普段の彼女からは信じられない甘い声。
「嫌な事思い出したくないわ!」
彼女もご主人様に甘える犬の表情だ。
「あぁん!、初美だって健ちゃんに沢山ご奉仕して一杯貢いじゃうんだからぁっ!!」
初美も健一の愛を得ようと精一杯アピールする。
「こりゃあ、沢山責任取らなくちゃいけないな・・・」
そい苦笑した健一を珍しく天音が睨んだ。
「健一君、勘違いしないでっ!!」
「天音?・・・」

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