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幼なじみの従妹
官能リレー小説 - 寝とり/寝取られ

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幼なじみの従妹 1

「ぼく、おっきくなったら、まいをおよめさんにしてあげる!」
「ほんと!?やくそくだよ、けんちゃん!」
………
……

そんな約束を取り交わしたのはもう何年前の事だろうか…。葉山 健一は鈍行列車の窓から見える田園風景を眺めながら思った。小学生の頃、健一は毎年夏になると父の実家があるこの田舎の村に両親に連れられて遊びに来た。健一の楽しみは一つ年下の従妹、舞衣子に会う事だった。舞衣子は健一の事を実の兄のように慕っていた。健一は本気で舞衣子と結婚ても良いと思っていた。
だが、中学そして高校になると次第に忙しくなり、それに父の帰省に付き合うより友達と旅行に行く方が楽しくなって田舎には行かなくなった。

そして大学四年の夏、22歳になった健一は実に10年ぶりに田舎にやって来たのであった。一番楽しみなのは舞衣子に会う事だ。彼女も21…どんな女になっているだろう?

やがて列車は駅に着き、健一は降りた。
(ここも自動化されたのか…)
自動改札機に時の流れを感じていると、目の前に一人の若い娘が立っているのに気付いた。
(うわぁ…綺麗な人だなぁ…)
健一は思わず見とれてしまった。年は彼と同じぐらい。背中まである長く艶やかな黒髪に麦藁帽子を被り、健康的に日焼けした小麦色の肌に豊かな胸元が大きく開いた真っ白なノースリーブのワンピース…正直、こんな田舎には似つかわしくないぐらいの美女だった。
「健ちゃん…?」
「…え!?」
美女は自分の方を見つめ、頬を染めながら口を開いた。自分を「けんちゃん」と呼ぶ人は一人しかいない。
「お…お前、舞衣か!?」
「わぁ〜!やっぱり健ちゃんだぁ〜!会いたかったよ〜!」
舞衣子は健一に飛び付いた。巨乳と言って良い二つの胸の膨らみが健一の胸板に当たってつぶれた。
「ま…舞衣、大きくなったな(色んな所が…)」
「健ちゃん、私ね、健ちゃんの事ず〜っと待ってたんだよ?小さい頃お嫁さんにしてくれるって約束してくれたよね?」
「あぁ!舞衣もあの約束覚えてたのか!」
「もちろん!さぁ、行こう健ちゃん!みんなも家で待ってるよ」
「お…おう!」
健一は舞衣子に手を引かれ、舞衣子の家である父の実家へと急いだ。

「おお!健坊、良く来たなぁ〜」
「健一君、立派になったわねぇ〜」
「お久しぶりです、みなさん!」
「さぁ、上がれ上がれ。昔と同じで何も無いが、ゆっくりしていけ」
「はい!お邪魔します」
伯父、伯母、舞衣子の兄弟達、みんな変わらず健一を迎えてくれた。

「ふふ…良かった…みんな年は取ったけど昔のまんまだ…」
その日の夕食後、健一は客間に敷かれた布団の上に寝そべり、一人、懐かしくも嬉しい気分に浸っていた。
「健ちゃん、お風呂が沸いたから入りなよ」
障子の外の廊下から舞衣子の声がした。
「おう!ありがとうな、舞衣」
「それとね…」
舞衣子は少し声色を落として言った。
「…後で健ちゃんにお話があるの。今夜、みんなが寝た後、こっそり家を抜け出して裏山のお稲荷さんに来てくれる?」
「え…!?」
「じゃあね…」
それだけ言うと舞衣子は去って行った。

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