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憧れの…
官能リレー小説 - 寝とり/寝取られ

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憧れの… 4

会場の席に戻る。
「遅かったな、直人」
「長いトイレだったなぁ」
「まあな」
毅と真樹に弄られるのはあのころとまったく変わらない。

亜美も同じようにさっきと同じ輪の中に戻った。
佐久間はまだ戻っていない…まあ、戻ったとしてもあそこには行かないだろうな。

しばらくすると同窓会はお開きとなる。
亜美が言ってたことは気になるけど、今日はこの辺で…


「あっ、植木くん」
出ようとしたところで、後ろから声をかけられた。
「ああ…ええと」
声をかけてきたのは星川真希…あのころの憧れの彼女。

「久しぶりだね」
「あ、ああ」
悪友2人から結婚し、子供がいることも聞き、さらにさっきは亜美から今の旦那とはうまくいってないという話を聞いた、その後でこの笑顔。
正直直視できない。

毅と真樹は先に部屋を出てしまった。

「えっと…一緒に帰るか?」

「植木くんの家に行ってもいいかな?」
「…旦那はいいのか?」
「最近仕事が忙しいみたいで…今週も海外にいるの」
「…大変だな」
真希の表情から察するに、いろいろ不満があるのは明らかだ。

「子供はいいのか?」
「お手伝いさんが面倒を見てくれてる。今夜くらいは大丈夫」
そんな金持ちのような家庭なのか…

借りたばかりのマンションの部屋に真希を招き入れる。
「実家じゃないんだね」
「戻ってきたとはいえ、今更また世話になるわけにもいかないからな…でも割と近くだし、親に何かあれば飛んでいける距離だよ」
「植木くんらしいね」
らしいってどういうこと?と思うけど、笑顔は相変わらずの可愛さなので、突っ込むのはやめておく。

「汚い部屋だけど勘弁してくれな」
「いいよ。うちの人は綺麗好き過ぎて困るくらいだから」

まさか女の子、しかもあの頃の憧れの子が家にやってくるなんて思いもしなかった。部屋の中は当然準備なんてできておらず散らかっている。

「このくらいの方が落ち着くかも」
真希はそう言ってニコニコと笑っている。
控えめながらもやるときはやる子だった。トップスイマーだった時の彼女の顔は打って変わって凛々しいモノだった。

「水泳はやってないのか」
「子供が生まれてからは、ずっとね。今じゃ趣味の一つかな」
それでもスタイルは変わらない。


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