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憧れの…
官能リレー小説 - 寝とり/寝取られ

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憧れの… 1

中学まで一緒だった悪友に誘われ同窓会に出席した。

思えば地元に戻ってきたのが7,8年ぶりのことだ。
高校を卒業した後は実家を出て離れた土地で一人暮らし。そのまま大学時代を過ごした土地で就職。
何度か帰省はしたが、ほとんど何もせず実家でのんびりしていただけで、同級生の奴らに会う機会なんてなかった。

そんな俺が同窓会に参加することになった理由…悪友の誘いもあるが、それよりも転勤で実家にも近い支社に出向することになったのが大きい。
今日みたいな同窓会以外にも会ったり遊んだりする機会も増えるだろう。


「よう、直人、久しぶりだなぁ」
「おぉ毅…アレ、あんまり変わってねーなぁ」
会場に向かう前、今回誘ってくれた悪友・澤田毅とも久しぶりの再会。
実家が近所で、幼い頃からよく一緒に遊んだ仲だ。
親父さんが自動車の整備工場を営んでおり、そこを継ぐのを決めたそうだ。

昔話に花を咲かせているとすぐに会場にたどり着く。

「植木くん久しぶり〜」
「植木、だいぶ変わったなぁ」

幹事をやってるヤツや早くに来た同級生からはやけに懐かしがられた。
もっと積極的に顔を出すべきだっただろうか。

適当な席を選んで毅と一緒に座る。
正面奥のテーブルにいる女子集団に自然と視線が移る。

……ああ、あの子も、彼女も、うわぁ、全員いるよ

あの頃の憧れだった美少女たちが全員いた。
みんな変わってない、むしろさらに綺麗になったような気がする。

「やっぱり気になるよな」
「お前もか」
心を読まれたか、毅に突っ込まれた。

「村上、星川、高井、中野…四天王だったな」
「まあな」
「…あいつらも、直人がここにいない間にみんな結婚しちゃったんだよ」

村上里沙、星川真希、高井亜美、中野由真…あの頃の同級生男子が皆憧れた美少女4人。

「マジか…」
「俺も最初に話聞いたときはショックだったよ」
毅の話だと、星川と高井には子供もいるのだとか。
4人の姿を遠目に見ながら、俺と毅は仲の良かった男連中と酒を飲み交わした。

向こうの4人も同じように盛り上がっているようだ。
他にも女子数人が混ざっているようだが、やっぱりあの頃の『四天王』は際立って可愛い。美しい。

と同時に、ちょっとした後悔の気持ちもあった。
あの4人が、皆俺のことが好きだ、という噂を高校の頃に聞いたのを思い出したのだ。

「直人、お前、もしかして思い出したのか」
そう言って来たのは高校まで一緒だった悪友・梶原真樹。
男子の間では頼りになった情報通だ。

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