PiPi's World 投稿小説

憧れの…
官能リレー小説 - 寝とり/寝取られ

の最初へ
 0
 2
の最後へ

憧れの… 2

「まあ、あの頃と今じゃ抱く気持ちも違うだろうな」
当時真樹から同じことを聞いたときは冗談だと思っていた。
それが今は…彼女たちが結婚してると知ってショックは小さくなかった。

真樹は俺にいろいろと彼女たちについて教えてくれた。

村上里沙…成績優秀、生徒会長も務めていた。結婚相手は大学時代のサークルの後輩。

高井亜美…当時はムードメーカー的存在。俺とは高校も一緒だった。結婚相手は職場の同期、娘が一人いる。

中野由真…当時はおとなしい図書委員。結婚相手は高校時代の先輩。

そして星川真希…俺が一番好きだった存在。水泳部のエースで運動神経抜群。高校はスポーツ推薦で俺たちより一足早く?遠方に行ってしまった。

そして真希の結婚相手…彼女よりも一回り以上年上の会社役員。これには驚きを隠せなかった。

「一回り以上年上って…」
俺と同じような衝撃を受けたのか、毅が言う。
「俺が聞いた話だと、14歳上だとか」
「マジかよ…」
…想像以上のショックだった。

「星川は競泳でオリンピックを目指していたくらいだから、スポンサーの会社の男だったんだろ」
真樹は楽しそうに談笑する彼女を見ながら言う。

「ん」
「おっ、アイツは」

あの頃の憧れ、今は皆人妻の4人に近づき、馴れ馴れしく話しかけてくる1人の男。
佐久間和臣。
当時一番女子からの人気があった爽やか系のイケメンだ。
その容姿はあの頃から変わっていない。むしろさらに男を上げたような雰囲気だ。

「みんな楽しそうだな」
「佐久間だったら誰でも喜ぶだろ」
「まあ佐久間も結婚したんだけどな」

「佐久間の相手は誰なんだ?」
真樹に聞いてみる。

「琴美だよ」
「えっ…マジでか」
井沢琴美…俺の実家の近所に住んでたひとつ下の後輩。
地味な眼鏡っ子だったアイツと咲くまでは、正直つりあわないような気が…

「直人が思ってる琴美とは、今じゃ全然違うぞ。眼鏡もしてないし、かなり美人になったからな」
毅がそうやって言う。

真樹は羨ましそうに佐久間と4人のいい雰囲気を見ているが、ああ言うコイツだって結婚してるのだ。
その相手は俺もよく知る2歳上の先輩。
真樹をグイグイ引っ張る姿が思い浮かぶ。

しばらく悪友たちと酒を飲みながら他愛もない話を繰り広げ、途中からやってきた当時の担任の先生とも懐かしい話や今何やってるのか説明したりしているうちに結構いい時間になっていた。

ふと、向こう側の4人の方に視線を移す。
…村上、星川、中野…あれ、佐久間と高井の姿がない。
帰ったのか?そんなことを考えながら俺は一旦席を離れトイレに行った。

SNSでこの小説を紹介

寝とり/寝取られの他のリレー小説

こちらから小説を探す