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馬野
官能リレー小説 - 寝とり/寝取られ

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馬野 9

「バレないようにするんだぞ。いいな?」
不安そうな表情を向ける美幸。形のいい桃尻を掴むと、ゆっくりと自分の欲望を押し込んでいった。身体を強張らせて、美幸は受話器を取る。
「はい、も、しもし、あ、アナタ。どうしたの?え?馬野さん?え、えぇ…」
自分の話題になっている。すると、一気に美幸を寝取っている優越感が沸き上がってきた。悪戯心まで擽られ、ゆっくり、大きくピストンを始める。
「はぁ、んっ、今日、いらっしゃっ、え?はぁ、んっ、なんで、わかるの?はぁんっ!」
ついつい、奥を強く突き上げてしまった。まぁ、最初から旦那バレをしている訳だから、多少の無茶も大丈夫だろう。
受話器を手で押さえて、イヤイヤと首を振る美幸。しかし、膣内は熱く絡み付いて子種を欲しがっているようだ。馬野は、勢いに任せて突きまくった。パンッパンッパンッと肌の当たる音が響いて、受話器から旦那の心配する声が聞こえてくる。
「な、なんでも、なん、でも、ないの、あっ、んっ、違うの、はっ、はっ、今、ちょっと、はっ、あっ、はぁっ、」
わざとらしく「運動中?」なんて言う旦那に対して苦笑いを浮かべ、さらに激しく腰を打ち付ける馬野。
このまま美幸の子宮を汚してやろうと、馬野はがむしゃらに腰を打ち付けた。
「んっんっんっんっ!うんっ!う、んっ!んはっ、はっ、はっ、はあっ!!」
もう会話にならず、受話器を握ったまま机に置いて、ビクッビクッと美幸が身体を震わせた。
「はぁっ、うっ!」
馬野も短く呻いて、自分の遺伝子を美幸の奥に注いでいく。振り返った美幸は口を半開きにして、舌を出していた。馬野は思わず唇にむしゃぶりつき、ぴちゃぴちゃと舌を絡ませる音が響く。
5分はそうしていただろうか。不意に、ハッとした美幸が慌てて受話器を耳に当てる。
「ご、ごめんなさい!馬野さんがお茶を溢しちゃって…あっ!」
受話器を奪い、初めて雅人と話した。
「もしもし、どうもどうも。お邪魔しています。」
「馬野さん、ですか?初めまして。美幸の夫の斎藤雅人です。」
腰を回しながら押し付けられ、美幸は両手で口を押さえている。
「大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫です。もう少ししたら、私から妻に話しますので。」
旦那との、会話の意図がわからない美幸は、不安そうな視線を向けてきた。が、シッと唇に指を当てて、尻をパチンッと叩く。
「んっ!」
「わかりました。じゃあ、これで。」
馬野が受話器を置くと、美幸は腰から崩れるようにして座り込んだ。
「ふぅ、興奮した?」
「はい…凄く興奮してしまいました。でも…」
「ん?」
「馬野さん、大胆過ぎですよ。」
「ははは、今、美幸は私の物だってアピールしたくなっちゃったから。」
「もう…」
嬉しそうに笑って、美幸が馬野の首に抱き着く。
「お布団、行きましょう?」
「よしきた。美幸、愛してるよ。」
お尻を鷲掴みにして、美幸の耳元で囁くと、真っ赤な顔で頷いた。久々に、本気になりそうな上玉の女だ。いっそ、旦那と別れて私の元に走りたくなるように仕向けるのも一興だな。
私は、寝取るのが大好きなんだよ。雅人君。

違約金20万。パソコンの前で、あるホームページに書かれた一文に、男は強く惹かれた。
「パートナーに秘密にする場合、失敗したら20万ねぇ。」
男の名前は、上田和哉。21歳フリーター。
「遥、これ予め知っておけば楽勝じゃないか?」
漫画を読んでいる彼女に話し掛ける。胡散臭いホームページを覗いていたら、美味しい話が転がっていたと和哉は言う。
「えーっ、本当に払うかどうか怪しいけど。」
木崎遥、20歳。和哉と同じ職場のフリーター。茶髪に今時の化粧、焼いた小麦肌。一言で言うとギャルの遥が、和哉のパソコンを覗きながら言った。
「だいたい、彼女を寝取るとか、そうする目的でコイツ来るんでしょ?アタシが襲われたらどうすんの?」
「大丈夫だって。いざとなったら俺が乗り込んで脅しちまえばさ。違約金は半々って事でいいろ?」
「えーっ…大丈夫かなぁ…。」
「任せとけって。来月車検でヤバいんだよ。遥、」
不安そうな遥を、和哉は腕を掴んでベッドに引きづり込んだ。
「あ、ちょっとぉ…♪」
翌日、さっそく男から連絡が来た。
「会ってお話が出来ますか?」
和哉は、二つ返事で了承した。
三日後、待ち合わせの喫茶店に向かっている途中で、和哉は、目の前を歩くカップルが気になった。背広姿の中年親父の腕を取り、楽しそうに笑って話している白いワンピースの黒髪の女性。年の差夫婦だろうか。かなり仲の良い雰囲気が伝わってくる。
男が足を止めると、女性は人目も気にせず名残惜しそうにキスをして、何度も手を振りながら歩いて行った。
羨ましいもんだ。と、思った矢先、その中年が入った喫茶店は、待ち合わせの店だった。
店内に入ると、やはり男は居た。中年、ハゲ頭、体格も中肉中背。普通のおっさんだ。
「上田さん?」
馬野から声を掛けると、和哉は頷いて席に着いた。コーヒーを二つ頼んで、お互いの身分証を確認してから、本題に入った。
「彼女が、浮気をするか試して欲しいって話ですよね?」
鞄からパソコンを取り出した馬野だったが、和哉の様子が引っ掛かった。
「そうっす。出来たら早くナンパでもしてもらって安心したいんすけど。」
「(なるほど。そういう事か。)」
この手合いは慣れたもの。馬野は、簡単に話をまとめると立ち上がった。
「じゃ、二週間程、時間をいただきますね。」

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