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馬野
官能リレー小説 - 寝とり/寝取られ

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馬野 7

梨絵は、多分、たった二日で完全に落とされた気がする。本気で産むつもりなのかも知れない。婚約者の俺に秘密にしたまま、浮気相手の子供を。
夜中の3時を回った頃に、馬野からメールが届いた。「ちょっと刺激が強すぎたかな?あと、あの後にベッドでカップルっぽくエッチしちゃった。梨絵ちゃんからちょっと好きかもって言われてさ。まずいかな〜って思ったけど、そういう雰囲気だったし、好きって言い合いながら中出ししたよ。梨絵ちゃんも嬉しそうだったから。でも、彼氏と別れてとか、私と付き合おうって言っても、それだけはダメってとりつく島も無かったね。やっぱり愛してるのは亮輔君だけなんだと思うよ?火遊びにしては、火傷してる状態だけど。結局、お風呂にも一緒に入って一回したし、ベッドに戻ってからも一回した。今日は全部中出しだよ。」
馬野のメールは、絶望的な内容ばかりだったが、一筋だけ、希望が見えた。俺と別れるつもりは全く無いのだと。梨絵を騙して、俺が浮気に走らせたのに。
そして、関係を続ける事を、梨絵じゃなく馬野の判断に任せる事にした。梨絵が本気になったら、馬野は断ってくれる。そう思って決めたのだった。
三ヶ月後。
馬野と梨絵は、まだ続いている。二人は週末に会う事が多く、平日の夜は俺、土日は馬野の生活になっていた。もちろん、内容をきちんと教えてくれる。
一番変わったのは、性生活だ。消極的だった梨絵が、自分からフェラしたり、腰を動かしたりと、以前に比べたら格段に充実していた。しかし、生、精飲、パイズリだけは、未だにさせてくれない。馬野との約束を、きちんと守っているんだろうし、俺には見せたくない恥ずかしさがあるんだろう。そしてある日の夜、馬野から画像が添付されたメールが届いた。本文は「命中」と一文だけ。画像は、妊娠検査薬に、はっきりと陽性の反応が出ているものだった。
近々、梨絵から破れていたかも。と、話があるだろう。それでも、俺は、梨絵と子供を幸せにすると誓い、馬野と今度をどうするのか、話し合っておかなければいけない。
「ついにやったね♪」
「だね、パパ♪」
「彼氏にバレないようにしないと。」
「大丈夫、上手くやるから♪ねぇ〜ぇ、産まれたら、また作ってくれる?沢山欲しいな♪」
「もちろん♪彼氏より愛してる?」
「もお、当たり前だって♪太一郎が別れるなって言うから、仕方なく結婚するけど…」
「まぁそう言うなよ♪私と梨絵の赤ちゃんを育ててくれる、大事な旦那様なんだから。」
「だね♪しっかり稼いでもらって、梨絵は太一郎と、これからも秘密の…♪」
「秘密の?」
「子作り♪」
「ははは、ほんと悪い女だよ梨絵は。」
「自分がそうしたんだろ♪三人は欲しいな〜♪愛してる?」
「愛してる愛してる♪」
「またそんな言い方でさ〜、別にいいけどさ〜、」
「ごめんって。あ、産婦人科は私が付き添おうか?実のパパだし。」
「嬉しい♪歳の差ありすぎだけど。」
梨絵のプライベートな質問は、一切しない事。それが、馬野と亮輔の間に決められたルールだ。例え、梨絵の気持ちが既に亮輔に無く、馬野に向けられていても、亮輔の質問に、馬野は絶対に答えないだろう。
その後、馬野と梨絵の間に、五人もの愛の証を授かるのだが、それはまた、別のお話。

ある日、馬野の元へ一人の男から依頼が来た。ホームページのメールアドレスから、妻を口説いて妊娠させて欲しい、と。
細かなやり取りは、メールのみで行われた。依頼主は、ブラジルに単身赴任中の斎藤雅人、31歳。標的は、妻の斎藤美幸、26歳。
なんでも、次に帰国する時までに、妻を妊娠させて欲しいらしい。この依頼も、妻の美幸には伏せて、自分に秘密のまま、妻が他の男と不倫して子供を身籠る。といった形にして欲しいと。
帰国は八ヶ月後。すぐに落とせば、大きなお腹で旦那を出迎える事になる。馬野としても、美味しいシチュエーションだ。もちろん、馬野の子供であっても、雅人は産ませると言う。
「今、ご自宅の前です。本当に、よろしいんですね?」
念を押すように、馬野は確認した。いつもと違い、念書が存在しない。しつこいくらいに、しっかりと順を踏んでの今日だった。
「はい。是非とも、よろしくお願いします。妻の彼氏になってやって下さい。」
インターホンを鳴らすと、美幸がドアを開けた。
「こんにちわ。ご主人の雅人さんの友人の、馬野と申します。」
「はぁ、今日はどういったご用件で…」
さすがに警戒しているのか、身構えている雰囲気を発している。清楚で育ちの良さそうな印象だ。
「ご主人から、奥様の様子を見てきて欲しいと♪」
メール画面を見せると、確かに「私は地球の裏側ですから、妻が暇な時は、話し相手にでもなってやって下さい。」と表示されている。
「あら、わざわざありがとうございます。雅人がお世話になっております。」
深々と、お辞儀をする美幸を、馬野は片手で遮ると、家の中に招かれた。
生来の気安さと、聞き上手な馬野は、巧みに美幸の不満を口にさせて、好感を持たせる事に成功した。独身だと話したら、夕食までご馳走してくれると言う。上手く行けば、今日中にでも美幸もご馳走になって、旦那へ成功報告が出来るだろう。
食後のワインを美幸がすすめてきた瞬間に、奥様を頂きます。と、心の中で旦那へ呟いた。
半分程、ボトルを開けた頃には、馬野は美幸の唇を貪っていた。舌をぴちゃぴちゃと絡ませて、豊満な乳房を片手で揉みしだいている。
「んんっ、ちゅるっ、はぁ、やっぱりいけません…馬野さん、こんな…」
顔を背けようとするが、馬野は肩を引き寄せて逃がさない。唾液も絡ませて、赤らんだ美幸の顔を見ながら、片手を服の下から中へ滑り込ませた。
「大丈夫ですよ。ご主人は地球の裏側ですから絶対にバレませんし。んっ、一晩だけ、独身に戻ってみましょうよ。」
「でも、あの人を裏切るなんて…」
もちろん、美幸が欲求不満なのは、先程までの会話で解っている。

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