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馬野
官能リレー小説 - 寝とり/寝取られ

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馬野 30

性癖は、どうしようも無いんだよね。
そう言って、煙草に手を伸ばして火をつけた。
それからは、彼氏のいる子とばかり仲良くなるようにして、そして次々にセックスした。
自分の容貌に自信は無かったが、人当たりの良さと話術には自信があった。場数を踏んでいけば立ち回り方も上手くなり、校内一ラブラブと言われていた美男美女カップルの彼女を、休みに自宅へ招いて生でセックスしまくってやったと平然と言う。
「馬野さんって、昔から最低なんですね。いっそ馬野さんをモチーフにした作品を書いて持ち込もうかな。」
「こらこら、売れないからやめときなさい。」
大学に進学してからは、少し落ち着いたらしい。
真面目に勉学に励みながらも、寝取り趣味は相変わらずだった。
快感の質を重視して、真剣に付き合ってそうなカップルの彼女を狙って優越感に浸っていた。彼氏にしない事を要求するのが、最高に気持ち良かったとか。
そして、恋愛感情を持たないようにするのが一番大変らしい。
「お互いに本気になりそうな子も多々いたよ。浮気って理解しながらも、付き合いが長くなるとね。」
次の煙草に火をつけて、煙を吐き出した。

馬野の性癖が孕ませに辿り着いたのが、同窓会で再開した初体験の彼女だったらしい。
大学を中退して、年上の会社員と結婚していた彼女に、馬野は猛烈に欲情した。
強引に誘って二人で抜け出したホテルで、馬野は彼女をめちゃくちゃに抱いた。
無性に中に出したい欲求に駆られて、理性を飛ばして生まれて初めての中出しをした。
彼女も嫌がる素振りを見せずに、馬野の子種を受け入れて妊娠を望んだ。
その時、妊娠させる事に焦りや畏れを一切感じず、相手の人生まで自分のモノにするような優越感を感じて、痺れるような快感を覚えた。
しかし彼女から、馬野が好きで当時の彼氏と別れたのに、だんだんと疎遠になってずっと寂しかったと告げられて、馬野は初めて強く罪悪感も感じた。
それから彼女との逢瀬が極端に多くなり、すぐに妊娠が発覚する。旦那は避妊しているから、間違いなく馬野だと言う。
旦那と別れて自分と結婚しようと告げると、彼女は首を横に振った。
馬野は浮気性だから、奥さんになったら大変。と笑って言われた。迷惑はかけないから。とも言った。
「ま、フラれちゃったんだよね。」
肩を竦めておどける馬野が、少し寂しそうだった。
そして、彼女との関係は終わった。
で、少し気分が荒んでいた時期に突入したんだよね。と、馬野は笑う。
自分の性癖を満たすためだけに行動して、携帯のメモリーに入っていた関係を持った事のある子に連絡を取って、片っ端から中出しを繰り返した。例のラブラブカップルの子も彼氏と続いていていたが、容赦無く妊娠させて彼氏の子供として産ませた。
「ナンパも覚えたし、相手は一度限りの遊びでもこっちは孕ませ目的な訳。もちろん無理矢理じゃないよ?ちゃんと許可は取って中出しだからね。セックス中に少し強引に、だけど。でも嫌がる子には絶対しなかったね。明るい口調と雰囲気を作る事に努めて、遊びと解るように落とした。」
中出しすると、相手に自分が繁殖相手として認められた気分になるとか。
大学を卒業するまで、まさに種馬生活だった。
「バレたりしなかったんですか?学校で噂になるとか。」
「それが男にバレた事は意外に一度も無いんだよね。サークルの女の子の間では、話し掛けられたら妊娠するって噂は流れたけど。」
「当たってるじゃないですか。あ、珈琲でも淹れましょうか。」
クスッと笑って布団から出ると、裸のままキッチンへ立った。
「咲子ちゃんの分のミルクはここにあるからね〜。」
ニヤニヤと笑いながら、自分の男根を扱いている。
「ほんっと下品なんですから。」
二人分の珈琲を用意して、エンドテーブルに置いた。そのままベッドに上がって、馬野の股に顔を埋める。
「馬野さんのミルク袋、ずっしりですよ。あむ、んぐんぐ…」
「あーいいねぇ、咲子ちゃん飲み込みが早いから教え甲斐があるよ。」
玉袋を頬張りながら、咲子が上目遣いで見つめる。馬野は気持ち良さそうにその様子を眺めていた。
「はぁ、はぁ、そのまま亀頭まで舌を這わせて…」
言われた通りに裏筋をゆっくりと舐め上げて、亀頭をくわえこむ。
「ちゅぽっ、ちゅぽっ、」
「あーそう、もっと吸って口をすぼめても大丈夫だよ。はぁ、はぁ、ひょっとこ顔の咲子ちゃんもたまらんなぁ。歯は当たらないように…」
唾液を滴らせながら、音を立ててしゃぶりつく咲子。馬野の玉袋が上がってくると固さも増して、射精が近くなった事を理解した咲子は言われずとも根元を扱きながら上目遣いで見つめる。
「あー出る出る、咲子ちゃん、いい?いくよ?はぁ、はぁ、イクっ!」
くわえこんだ亀頭から、勢い良く精液が噴き出した。
「んんんっ!」
驚いた咲子だったが、口から漏れないように脈打つ男根の先に吸い付いている。
「はぁぁ、手で扱きながら、全部吸い出して…」
言われた通りに、馬野を見ながら根元を扱く。脈動が止まるまでゆっくりと手を動かして、強く吸い付いた。
「あぁ、出た出た。咲子ちゃん上手いからすぐ出ちゃったよ。んん…」
どれだけ経験を積んでも早漏の治らない馬野だったが、咲子の技術で、という事にして誤魔化した。
「ちゅぽん、んぅ…」
口内の大量の精液をどうしていいか解らずに視線を向けると、馬野が顎を掴んで口を開けさせた。
少し泡立った濃厚な白濁液が、たっぷりと注がれたのを見て、満足そうに微笑む。
「ゆっくりでいいから、飲んでごらん。」
コクッと頷き、苦しそうに飲み込もうとする咲子だったが、なかなか飲み込めない様子で口を押さえている。
「少しずつでいいからね。一気に飲むとむせちゃうよ。」
意を決して、精液を胃に流し込む。ゴクッと喉を鳴らすと、粘ついた精液が喉に絡み付いてむせそうになった。
鼻に青臭い匂いが抜けてきてクラクラする咲子だったが、ゆっくり時間をかけて全て飲み干した。

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