PiPi's World 投稿小説

馬野
官能リレー小説 - 寝とり/寝取られ

の最初へ
 25
 27
の最後へ

馬野 27

「はっ、はっ、はっ、」
「あっ、あっ、あんっ、あんっ、」
空が明るくなり始めても、馬野と咲子の交尾は続いている。
「あぁっ、あっ、はぁっ、んんっ、んちゅっ、ちゅくちゅく、」
目を閉じた咲子は、甲高い声で喘ぎながら汗だくの馬野の首に抱き着いた。自分から舌を絡ませて快感を貪ってしまう。馬野の射精が近くなり、腰使いが荒々しくなると、どうしても腕に力が入ってしまった。そのまま、強く抱き合って何度目かの中出しをされた。
そこまでが、咲子の初体験の日の記憶だった。
「………」
次に咲子が目を覚ますと、隣で大イビキをかいている中年の親父がいる。咲子を強引に犯した男だ。夢では無く、現実だと思い知らされる。
「…身体中ベトベト…気持ち悪い…」
昨晩の自分の痴態を思い出して自己嫌悪に陥った。シャワーを浴びようと立ち上がると、秘部からドロッと精液が溢れ出る。アルコールのせいにしても、今更の事だった。汗だくになりながら、馬野に抱き着いて中出しされた自分。
「最低…」
一人ボソッと呟いて、浴室へ移動した。
馬野の匂いを洗い流すように念入りに身体を洗ったが、膣内から出てくる精液が妊娠の不安を煽ってくる。バスタオルを身体に巻いて部屋に戻ると、馬野が誰かと電話していた。
「今日はちょっと行けないですね。よろしく言っといて下さい。」
携帯をポイッと自分の上着へ投げて、こちらに気付いた。
「おはよう。もう昼過ぎだね。」
「…そうですね。」
言い訳はしない。初めこそ無理矢理だったが、途中から諦めと共に身を任せたのだ。出来る限り平然を装いながら、タンスから今日の服を取り出す。
「出掛けるの?予定あり?」
「婦人科に行ってきます。その後は彼と会うんで。」
遠回しに帰れと言ったつもりだったが、馬野は腕を伸ばして手首を掴んだ。
「やっ!」
「アフターピルもらってくるんだ?」
「……そうですけど。」
腕を引かれてベッドに座らされる。後ろから抱き込まれる形になり、咲子の身体が強張った。
「もう少しゆっくりしてからでもいいでしょ?」
「いや…んんっ!んぅ…ちゅく…ちゅく…」
顔に手を添えられて、後ろから唇を重ねてくる。ヌルッとした舌が滑り込んで、強引に自分の舌と絡ませられてしまうと抵抗する力が抜けてしまった。
バスタオルを剥ぎ取られて、重力に逆らうような形の整った豊満な乳房と、ピンクのショーツが露になる。
「んっ…はぁ…馬野さん、出掛けるって言っ…あっ!」
ショーツ越しに馬野の指先が秘部をなぞると、身体がピクッと反応した。自分の身体が目的なのを隠そうともしない馬野に嫌悪感が強く沸き上がったが、どうしても本気の抵抗が出来ない。
「こんなデカパイしちゃってさ。さらに着痩せしてるなんて思わないから脱がしたらさらにデカく見えてビックリしたよ。何カップあるのこれ。」
指先で弄られながら、逆の手が下から持ち上げるように豊満な乳房を揺らしてくる。
「あ…ん…Iですけど…」
「ほんとに?すごいな。デカパイ大好きだから最高だよ。」
コンプレックスの胸を指摘されて、顔が熱くになった。しかし馬野は、気にせず嬉しそうに脇に頭を入れて、身体を支えながら横から乳首にむしゃぶりついてくる。
「あぁっ!そんな、あっ、あぁ、んっ!」
ショーツの中に入った手が、クチュクチュと音を立てて秘部を小刻みに刺激してくる。濡れていると教えられているようで、恥ずかしい反面、自分でも驚く程に興奮してしまっていた。
「聞こえる?下着の中の音…」
乳首から唇を離した馬野に、耳元で囁かれた。顔を伏せて答えないようにしていた咲子だったが、身体がピクピクと反応してしまっている。
「深く考えなくていいんだよ。私に任せて…」
されるがままベッドに寝かせられると、ショーツを脱がされてしまった。
馬野の反り立った男根が見える。きっとまた、生で入れられてしまうんだろう。
見ないように顔を背けると、馬野の両手が膝を開いて咲子の秘部を露にした。
婚約者にさえ見せた事のない大事な部分を、馬野だけが見て知っている。彼に申し訳ない気持ちに加えて、咲子に背徳感が強く芽生えた。
彼と出会って3年、付き合って2年。彼との婚前交渉は何度も拒んだのに、馬野には会った初日に抱かれてしまった。その事実が、咲子の大事な何かを狂わせていく。
馬野が足で片膝の裏を押し上げて、顔を近付けてくる。啄むような軽いキスを交わされながら、馬野の太い中指が、濡れそぼった膣内に侵入してきた。
「ちゅっ、ちゅっ、んあっ、」
「んっ、まだ痛い?」
膣内で小さく動き、上側を軽く擦る。痛みは多少あったが、咲子は蕩けた目で顔を横に振った。
「よかった。ほんと可愛いね咲子ちゃん。キスもエッチも今は私だけのモノだよ。」
嬉しそうに何度もキスをしてくる馬野が、少しずつ憎めなくなってきた。婚約者の彼の顔がチラつくが、今はこれでいいのかも、とさえ思えてくる。
膣内を優しく愛撫されながら、首筋から肩、乳房、脇の下まで舐められていく内に、せっかく洗い流した馬野の体液、雄の匂いが、身体に染み付いていってしまうじゃないかと錯覚していった。
そして、その事に興奮している自分もいる。内も外も、もっと馬野に汚されたい、とまで思ってしまう。
ヘソまで舌を這わせると、馬野の頭が上がってきた。唇を被せられて、唾液を流し込まれると、自分から舌を動かしてしまった。まるで、自分の唾をねだっているような咲子の態度に、また馬野は喜んだ。

SNSでこの小説を紹介

寝とり/寝取られの他のリレー小説

こちらから小説を探す