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馬野
官能リレー小説 - 寝とり/寝取られ

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馬野 22

「んっ、んっ、ほんと?」「ちゅぱ、あん、あん、はぃ、好き、大好き、太一郎さん、あぁん、」
「はぁ、はぁ、呼び捨てにして?玲美、嬉しくてイキそう。」
「あぁんっ、太一郎、好き、好き、太一郎の子供が欲しいの、あん、」
「んっ、はぁ、旦那より?あぁ、やばっ、玲美、」
「うんっ、隆太より、太一郎がいい、あんっ、あっあっあっあっ!」
抱き込むように肩を掴み、肌のぶつかるピストンの音に合わせて玲美の身体が揺れる。撮影が停止していると思って馬野を喜ばせようとしているのか、まさか本心を告げているのか、現実とは思えないような光景を目の当たりにしながら、隆太の遺伝子は床に吐き出された。
「玲美っ、一緒に、はっ、はっ、はっ、」
「はぃっ、はぃっ、あっ、出して、下さいっ、玲美も、いきますっ、ああっ、いっ、くぅぅぅ!」
玲美がギューッとしがみつき、馬野が何度も小さく呻き声を上げている。その度に、玲美が小さく喘いで身体をピクピクと震わせた。馬野の遺伝子が、玲美の中へ大量に注ぎ込まれているんだろう。二人は名前を呼び合って何度もキスを交わしながら、ウットリとした表情で玲美は見つめている。
「はぁ、はぁ、旦那に秘密が出来ちゃったね。んんっ、あ、まだ、」
「は、い…あっ、すごっ、まだビクッビクッって、」「はぁぁ、すっごい出ちゃった。どうだった?」
「はぁ…はぁ…熱いのが深いとこでビューッて…出てるのハッキリわかりました…太一郎さんの壊れたのかと思っちゃいましたよ…♪」
赤く火照った顔で、可愛く笑う玲美。こんな表情も見た事が無い。唇がつきそうなくらい顔を近付けて、二人は笑って話している。
「あ、また「さん」付けに戻ってる。」
「ふふ、カメラが回ってる時は呼び捨ては出来ませんから。そっちに慣れたら大変ですもん。」
「はは、そうだね。このエッチは前の部分から消しとかないと。」
「あの、本当に?」
「なにが?」
「その…えっと、私の事、好きって。」
「大好きだよ。玲美は?」
「…もっと好きです♪」
本当に嬉しそうに、玲美は抱き着いた。最悪だ。割り切った関係だとばかりに思い込んでいた。
確かに、馬野と玲美を旅行前に何度か二人きりで会わせたが、それは玲美が他の男と会っていたという、夫婦にとっての興奮材料でしかないと思っていた。
その間、馬野はしっかりとポイントを重ねていたらしい。
むしろ、そのデートでセックスを禁止にしたのが不味かったのか。いっそ身体だけの割り切った関係と二人の間でハッキリしておけば、玲美のこんな姿は見なくて済んだような気がしてならない。
初対面でセックスした二人だ。その後にプラトニックな関係をさせる方がどうかしている。
「抜くよ?」
「はぁ、はぁ、はい。」
カメラが持ち上げられて、結合部を撮す。ゆっくりと引き抜かれた男根の先から精液の糸が引いて、玲美の秘部からドロッと濃厚な馬野の精液が溢れ出た。
「あっ、すごい、お尻にまで…」
「もっと押し込んでおけばよかった。ほら、カメラに向かって〜?」
「でも、消すんですよね…?」
「後からオナニーに使うために、自分の分は残すよ?本当は旦那に見せたいけどね。」
「太一郎のエッチ。…大好きな太一郎の遺伝子、いっぱいもらったよ。」
馬野へのサービスなのか、可愛く笑いながらカメラ目線で言う玲美。本当に可愛いのだが、馬野のために言ってるのがキツい。
「可愛い!もう一回しよ?ね?」
「やだぁ、露天風呂入りたいです。デートっぽく楽しもうって約束ですよ。」
抱き着いてくる馬野から、腕で隠した身体をよじってイヤイヤする玲美だったが、明らかに嬉しそうな表情で涙が出そうになった。
一時停止して、キッチンへフラフラと歩く。水を一杯飲み干して、落ち着こうと深く息を吐いた。
もう自分だけの玲美じゃない。そんな気がして、事実そうだと思う。旅館に到着してからの馬野と一緒にいる時の玲美は、自分の知っている玲美とは別人のような感じだった。
これ以上、見ない方がいいかも知れない。馬野が自分に直接渡さなかったのは、もっと衝撃的な内容があるからなんじゃないかと思う。
ソファに座って固まっていると、馬野からメールが来た。
「DVD、仕事が終わったらゆっくり見て下さいね。今晩、玲美は帰りませんから。」
ゴクッと固唾を飲んだ。携帯を持つ指に力が入り過ぎて震えている。顔が一気に熱くなった。
「会うんですか?」
「当然、会ってますよ。朝から猿みたいにヤリまくりです(笑)」
画像まで添付されていた。笑顔の玲美と馬野が、裸でキスしている画像。場所はラブホテルだろう。
「玲美を返して下さい。内緒で会うのはルール違反です。」
冷静さを装ってみたが、内心は腸が煮えくり返りそうだった。
「玲美から聞いてないんですか?」
その返信を見た時、血の気が引いて携帯を落としてしまった。

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