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馬野
官能リレー小説 - 寝とり/寝取られ

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馬野 3

梨絵の部屋は二階。完全な不法侵入だが、そんな事を気にしていられず、一階のベランダに足を掛けた。
メールが本当で、部屋の電気が消えているという事は、そういう事になる。
梨絵の部屋のベランダに乗り込み、室内の様子を伺った。室内は真っ暗じゃなかった。エンドテーブルに置かれた小さなライトの明かりが部屋を薄暗く照らしている。
そして、二人分に盛り上がった布団が、ゆっくりと膨らんでは沈んでを繰り返していた。よく見れば、ベッドの横で見覚えのある馬野と梨絵の服が脱ぎ散らかされ、下着も落ちている。
梨絵は、馬野に抱かれている。それは、間違いの無い事実だった。
俺は、ショックで茫然としていた。そして、信じられない気持ちと、なんで?って気持ちが入り混じり、痛いくらいに勃起していた。
梨絵はどんな表情をしているんだろうか。布団の揺れも激しくなっていき、馬野と梨絵が顔を出した。
真っ赤な顔で苦しそうな表情の梨絵。馬野がニヤニヤしながら顔を寄せると、梨絵から馬野の首に抱き着き、舌を絡ませ始めた。
それを見て、触ってもいないのに、俺はズボンの中で射精した。
唇を離して、馬野が何かを話して布団に潜り込むと、梨絵は笑いながら馬野のハゲ頭をペチペチ叩いている。そして、馬野が外したゴムを持って梨絵に見せた。困ったような表情を浮かべた梨絵の唇に貪りつき、布団が沈んでいく。梨絵は、目を閉じて馬野にしがみついて迎え入れていた。
布団は、腰の辺りまでずり下がり、ベッドを激しく軋ませてピストンを繰り返した挙げ句、馬野は、肘をついて梨絵の肩を掴んだまま、射精しているようだった。何度か馬野の腰で身体を前後に揺すられて、ウットリとした表情で梨絵は馬野を見ている。
少し落ち着いたようで、怒り笑いのような表情で話す梨絵。馬野が笑って舌を出すと、梨絵も笑って舌に吸い付いた。どれも俺が見た事の無い梨絵の姿だった。
そこからは、ほとんど記憶が無い。気付いた時には、自分の家でベッドに寝そべって天井を眺めていた。朝4時を過ぎた頃に、馬野からメールが入った。
「ごめんね、生でしちゃった。中出し3回。ゴックン1回。フェラも初めてだったみたいだね。今日はこのまま寝るみたいだから」
頭がクラクラした。
「梨絵は、もう眠ってますか?」
震える指で返信を打つと、すぐに馬野からの返事が来た。
「うん。泊まっていいけど、起きたら帰れよだってさ。彼女、すっごい女の子らしくて可愛いのに、素だと言葉使いが男みたいなんだね(笑)寝顔見てたらムラムラしてきたよ。また襲ってみるから、詳細は会って話すね。」
素?怒った時だけじゃないのか?梨絵は、馬野に素を見せるくらい気を許してるのか?
それから、馬野からの返信が無くなり、俺は、一睡も出来ないまま会社に向かう事になった。
「亮輔、おはよ♪昨日は大丈夫だった?」
いつもと変わらない笑顔の梨絵が、会社の前で挨拶してきた。まるで、昨夜の出来事が夢か何かだったように。しかし、紛れもなく、梨絵は馬野と浮気した。
「あ、うん、大した用事じゃなかったみたい。」
「ふ〜ん、ならいいけど。じゃ、また後でね♪」
梨絵が事務所に向かうと、馬野からメールが届いた。
「朝から風呂で立ちバックした。寝不足だからって最初は乗り気じゃなかったけど、結局は中に出させてくれた。その場の勢いだろうけど、妊娠したら産んでくれるってさ。また会う?って聞いたら、考えとくだって。」
携帯電話を握る手が震える。そして、俺は痛いくらいに勃起した。今日の夜にでも、馬野に会って詳細を聞く事にする。
勤務時間が終わると、普段は梨絵と一緒に帰るところを、適当な理由をつけて断った。そして、急いで例の飲み屋に走った。
「おー、亮輔君。こっちこっち。」
既に、馬野は座敷に座ってビールを飲んでいた。彼女を寝取った男だが、目の前にしても、不思議と怒りは沸かなかった。とにかく、昨晩の話が聞きたい。
「何か頼む?」
「いえ、俺は…」
「そっかそっか。で、どこから話そうか?」
「あの、出来たら、最初から…お願いします。」
「わかった。最初は晩御飯って感じで一人で炒飯を食べててね。声をかけた時も無言で睨んできて邪魔って感じが凄い出ててさ。こりゃ〜手強いなって思ったんだけど、とにかく会話にしないとって事で頑張ったよ。泥酔しないようにしつつも、お酒をすすめてみたりね。」
梨絵は、お酒が好きな方だが、飲み会でも全く飲まない。自宅で晩酌するか、俺と二人きりの時だけだ。
「なんとか最初の一杯を頼ませて、そこからは色々聞いたよ。名前から始まって、趣味は読者とか、婚約者がいるとか、胸のサイズはFカップとか。あ、昨晩はパイズリもさせたんだった。言い忘れてたね。ごめんごめん。」
俺が頼んだ時は、「胸を玩具みたいにされて嬉しいと思う?絶対にやだ!」なんて言ってたのに…。
「あぁ、そう考え込まないで。やっぱり恋人と他人は違うからさ。亮輔君だから尚更見せられない姿とかあるんだよ。」
「そうかも知れないですけど…」
「そこからは、結婚前に遊んどいた方がいいとか、みんなそうだよとか、とにかく押したね。もちろん、軽くあしらわれたんだけど、腰を抱いても普通に笑ってたから、イケるかも〜って。」

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