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ぽっちゃり系幼馴染みとエッチダイエット
官能リレー小説 - ラブコメ

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ぽっちゃり系幼馴染みとエッチダイエット 6

すると、明日美が俺の視線に気づいたらしくちょっとジト目になって言った。

「誠君、私の胸ばっかり見てるでしょ」
「それだけ俺が明日美を好きだってことだよ」
「胸が好きなだけじゃないでしょうね……」
「その立派な胸だって明日美の一部だろ。自慢できるレベルだと思うんだ」
「そりゃ、まぁ……」

明日美が可愛いだけでなく胸もデカいのは、女子からは羨まれてるらしい。

「明日美、ごめんな」
「私だって誠君と幼馴染ってだけで羨ましがられてるし、おあいこだよ」
「お、そうなのか?」
「誠君だって結構恰好いいって、評判なんだよ。だから、また太っちゃったら誰かに取られそうで、怖いの」
「そんな事するかよ。俺が好きなのは明日美だけだよ」

明日美も、意外と不安だったみたいだ。


「本当だよ…よっと」
「誠君…ありがと」

俺は、できるだけ揺らさないようにゴムフロートに乗り込むと、不安を取り除いてあげようと後ろから明日美を抱きしめた。
やっぱり、柔らかくて抱き心地がいい。
腕の中の彼女が、どうにも愛しくて、しばらく抱きしめていた。
まわりからは「爆発しろ」って視線や、羨む視線が何本か飛んできていたが構うものか。
俺は明日美が好きなんだ。

いつまでもこうしていたいと思う。明日美も同じことを思ったらしい。

「こんな日がいつまでも続いたらいいね」
「ああ、そうだな」
「うんっ!」

俺の腕の中で、明日美が無邪気に喜んでくれている。
俺達はぷかぷかと浮かぶゴムフロートに揺られ、のんびりと過ごしている。
こうして一緒に遊んだり、勉強したり、バカやったり…
でも、いずれは俺達も大人になる。将来はいずれ家庭を持って……
平凡でも、そんな幸せな日々を過ごせたらいいなと思う。

その為にも、明日美にふさわしい男にならないとな。帰ったら勉強するか。
夏休みも近いし、その前に期末テストだ。
とりあえず今は今だ。こののんびりとした幸せを楽しもう。
そう思ってしばらく波に揺られていた。
やがて、夕暮れ時を迎えたので、俺達は帰ることにした。
実に楽しい一日だった。夕日に照らされた明日美が、きらめくように綺麗で、絶対忘れまいと思った。
こんなデートの事も、互いに年取ってから、懐かしい思い出として笑って話せたらいいな。

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