俺にとってはみんな大切な存在であって… 11
ちょうどその時、玄関の扉が開いて司が買い物袋片手に入ってきた。
「もうすぐなくなりそうだったから買ってきたの」
「ありがとな、ちょうど飲みたかったところだ」
袋の中からペットボトルのコーラを取り出す。
司がすぐにテーブルに俺専用のグラスを置いてくれた。
「お兄さんと司さんって、お付き合いしてるの?」
「絵梨香ちゃんにはそう見えるのかい」
コクンと頷く絵梨香ちゃん。
それを聞いた司はとんでもない、と言いながら奥の部屋に入っていく。
その背中を見ていた絵梨香ちゃんが少し戸惑い気味に俺を見る。
「付き合ってると言う表現がいいのか分からないけど、一蓮托生ではあるし・・・大事にはしている」
そう答えて絵梨香ちゃんの腰に手を回すと、若干ビクリとしたが避けはしない。
「この前、やったような事を司さんとも?」
「ああ、毎日な」
俺の言葉にふうと息を吐く絵梨香ちゃん。
だけどそれは嫌がってる感じではない。
むしろ身をこちらに寄せてきてる感があった。
「司は俺好みのいい女だ」
「エリも・・・なれるかな・・・」
「俺好みの女にしてやるよ」
そう言って唇を合わせる。
絵梨香ちゃんは目を瞑って受け入れた。
元々受け入れるつもりで来たのだろうから、実にスムーズなものだった。
「んんっ…はぁぁあ」
唇を離すとほのかに頬が紅潮する絵梨香ちゃん。
その姿が可愛らしい。
それと同時にここからどんどん仕込めばよりイイ女になるだろうと確信する。
「お兄さん……エリのこと、好き?」
「ああ、大好きだよ」
「エリ……どうなのか、まだよくわかんない。でも、これ、イヤじゃない…」
レイプそのものだったが、セックスが嫌いにならないで幸い。
いや、何となくだが、本質的にセックスが好きな気がしていた。
何人かの男が絵梨香ちゃんを見ていたし、その中にはナンパ目的の男もかなりいた。
なので俺が強引な手に出て無かったら、他の誰かが声をかけていたと思う。
それだけ絵梨香ちゃんは男を惹きつける色気を本質的に持っていた。
体型は天音ちゃんの方が大人びていたが、多分性被害に遭う可能性が多いのは絵梨香ちゃんの方だと思う。
その上、初体験を済ましてこうやって会ってみると、更にそれを確信する俺がいた。
司が気を使って出てこない。
俺は絵梨香ちゃんを初体験のあのベッドへ誘う。
素直にそれに従い服を脱ぐ絵梨香ちゃん。
未成熟な身体が天使のようですらあった。
「愛情かけて揉むと大きくなるよ」
「本当?・・・自分でやってみようかな」
「ああ、その時はオマ◯コも一緒に弄るといいぜ」
後で司に絵梨香ちゃんにオナニーの仕方を教えておけと言っておこう。
小学生にしてオナニー狂いとか、結構興奮する要素だ。
そうやって自分からエッチになってくれたらいい。
何も知らないで成長するよりも俺好みだ。
「絵梨香ちゃん」
「んっ。んんんっ………んんんっ」
顔を近づけたら絵梨香ちゃんのほうから唇を重ねようとする。それに応えてあげた。
唇を重ねながらそっと指先をアソコに這わせる。
表面を擦ると絵梨香ちゃんはビクンと身体を跳ねさせた。